民事再生を申し立てて経営再建中の九十九電機(ツクモ)は1月6日、ヤマダ電機に全事業を譲渡することで基本合意したと発表した。ヤマダ電機は子会社を通じて事業を譲り受ける。 1月31日をめどに譲渡契約を結び、3月上旬に譲渡を完了する予定。ツクモブランドは維持する方向で協議を進めているという。 ヤマダ電機はツクモの事業を譲り受け、PCや周辺機器、パーツの品ぞろえや販売力を拡充。ネット販売や法人販売でもシナジーを期待できるとしている。 関連記事 ツクモ、ネットショップと秋葉原特設店で販売再開へ 在庫差し押さえで営業中止していたツクモは、26日にネットショップで販売業務を再開する予定。翌日から秋葉原の特設店舗「ツクモ9号店」でも販売を再開するという。 ツクモが営業中断、担保の在庫差し押さえ 「残念でならない」 民事再生を申し立てたツクモが営業を中断。店内の商品在庫を差し押さえられ、運び出されているため