米「WWD」は、新型コロナウイルスの影響でアパレルの縫製工場やサプライヤーが休業していることから、ファッション業界は従来の年間スケジュールを見直さざるを得ず、これをきっかけに今後はより“スローファッション”になっていくのではないかという記事を4月2日に掲載した。 それに「心を動かされた」という、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)による公開書簡を紹介する。 米「WWD」が掲載した素晴らしい記事に心を動かされ、この公開書簡を書くことにした。衣料が過剰に生産されている現状や、秋冬物が6月に店頭に並ぶなど実際の季節とはかけ離れたスケジュールで販売されていることなど、ファッション業界のばかげた慣例について勇気を持って書いてくれたことに拍手を送りたい。こうした指摘は必要なものであり、記事の内容や文中にあるデザイナーらの意見に心から賛同する。 私も何年も前から、ショーが終わった後の記