・宮沢りえさんが、ちょうどこの対談のころに 「セリフを憶えている最中です」と語っていた PARCO劇場『オーランド』の舞台に行ってきました。 「ぜんぶは憶えきれないんじゃないか」と その対談のころに冗談めかして言ってたとおり、 というかそれ以上のセリフの量で、とんでもなかった。 約2時間の舞台で、基本的にほとんどの時間 主人公のオーランド(宮沢りえ)が語っている。 ナレーションにあたるようなことばも、 主人公の会話のセリフも、詩のように表現されているから、 長い長い詩をずっと読んでいるような構成なのだ。 で、とてもかっこいいんだよ、詩が。 パキンとシンプルに意志を感じさせる舞台美術と、 舞台袖にひとりだけのバイオリニストという音楽。 主人公は、舞台の上で400年の時間を生きる。 ぼくら観客は、それを見ているだけという 安楽な時間を過ごせばいいはずなのだけれど、 宮沢りえの演じるオーランドの
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