先日、ある講演会に講師として招かれた際に、別の講師から控え室で聞いた話に考えさせられた。この方は、もともとは日系大手証券会社の投資調査部門の出身者で、長く外資系証券会社に勤めて、その後に独立された方で、筆者よりも少し年上だ。 彼のご両親は、その日系大手証券に証券口座を開いて、国債を購入していたのだという。ところが最近、彼が両親の証券取引口座の中身を見ると、高齢者に必要だとも理解が可能だとも思えない手数料の高い投資信託が何本も並んでおり、しかも勝手に売買されていたようだという。ご両親は、息子が以前勤めていた会社でもあり、担当者を信頼していたのだろう。取引口座の中にある商品については、詳しく理解していない様子だったという。 他方、近年はコンプライアンス(法令遵守)がうるさいので、証券会社の担当者は顧客がリスクの説明を受けて納得したことや、手持ちの投資信託を売却して別の投資信託に「乗り換える」売
ニューヨーカー誌のジョン・キャシディが、アデア・ターナーの以下の近著を紹介している(H/T Economist's View)。 Between Debt and the Devil: Money, Credit, and Fixing Global Finance 作者: Adair Turner出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 2015/10/20メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る ターナーはその本で持論の財政ファイナンス政策を展開しているとの由。以前小生はその主張について「ジンバブエターナー?」と題したエントリを書いたことがあったが、キャシディも以下のように述べている。 If, despite Turner’s impressive credentials, the words “hyperinflation,” “Weima
[写真]今年2月、米ロサンゼルスのロナルド・レーガンUCLA医療センターで耐性菌「スーパーバグ」に多数の患者が感染した疑いがあると発表された。同センターでは7人が感染し、うち2人が死亡した(ロイター/アフロ) 11月に入り、風邪やインフルエンザウイルスにかかる人が増えてくる季節になりました。もしも風邪をひいて病院へ行った場合、医師に処方される薬はどのようなものでしょうか? 解熱剤、胃薬、痰を切る薬──。「あれ、抗生物質がない」と思うかもしれませんね。場合によっては、抗生物質が出されることももちろんありますが、一般的に、風邪で抗生物質が処方されることはあまりありません。こちらから強く希望すれば、もしかすると出してくれる医師もいるかもしれませんが、きっぱりと断られることもあるはずです。なぜでしょうか? それは、11月16日からWHO(世界保健機関)が呼びかける『ある取り組み』と大いに関係します
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