「フェイク・ミート(偽物肉)」企業が上場で大成功 今、ナスダックで急上昇している株がある。 ビヨンド・ミート社(2009年設立)という食品製造業社の株だ。“ビヨンド・ミート=beyond meat”、つまり、肉を超える製品というわけだが、肉を超えるといっても、この製品は肉ではない。 肉に極めて似せて作られた、いわば、“偽物肉”、フェイク・ミートだ。 肉に変わる食品ということから“代替肉”と呼ばれたり、実験室で生み出されたことから“ラボ・グローン・ミート(lab grown meat)”と呼ばれたりもしている。 アメリカでは、このフェイク・ミート市場が数年前から成長しており、その中でも、業界最大手のビヨンド・ミート社は今年5月初旬にナスダックに上場して以降、株価がみるみる上昇。6月27日には、株式公開時の25ドルの6倍以上となる155.20ドルに到達、時価総額は9ビリオンドルを超えた。 今年