Fight Club (字幕版) メディア: Prime Video ジョセフ・ヒースの『反逆の神話』を読んでいるうちに観たくなったので、10年ぶりくらいに再視聴。 ヒースが指摘しているようにいまでは陳腐化したカウンターカルチャーの価値観が多少作品に反映されているので、100%ノることはできない。ただし、デビッド・フィンチャー自身がカウンターカルチャーにそんなに興味がないためか価値観を相対化して描いている風でもあり、エンタメとして普通に楽しめる出来栄えになっているのがいいところだ(というか、おそらく「価値観」全般に実のところあまり興味がないタイプの監督であるような気がする)。 「男の理想」な格好よさを体現する存在であるブラッド・ピット、そしていかにも不眠症になっていそうな神経質さやひ弱さを体現するエドワード・ノートンと、配役もこれ以上ない出来栄えだ。 作中におけるサブリミナル的な仕掛けや最
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