ポストモダンの右と左 - 道徳的動物日記

真実の終わり 作者:ミチコ・カクタニ 発売日: 2019/06/05 メディア: 単行本 ようやく『真実の終わり』が図書館で借りれるようになったので、パラパラと読んでみた。内容としては大したことがなくて、HONZの書評にまとめられている以上のものはほとんど得られない。要するに、ポストモダニズム的な相対主義のためにフェイクニュースや知識に対する軽視がまかり通ってドナルド・トランプのような人間が大統領に選出されてしまった、というアメリカの現状を嘆く本だ。 「ポストモダンの右傾化」という問題はミチコ・カクタニ以外の論者もよく指摘するものではある。このブログでも、フーコーとかデリダとかを批判しながら「ポストモダニズムが民主主義を毀損して右翼の増長を許したんだ」と主張する記事を紹介したことがある*1。 それとは別に、読んでいてわたしが思い出したのがジョセフ・ヒースの「『批判的』研究の問題」というエッ

[DavitRice]

セルクマ

[crexist]

“デリダはそんなこと言わない” ワロタ。面白い。そもそもポスト構造主義自体が右寄りの論と相性が良いからね / 馬鹿だなんだブコメで罵倒するぐらいなら自分のブログで理論立てて反論すりゃ良いのに

[AnimeCulture]

転向したことがバズったからか、強めの罵倒が早速ついてて草 / まぁワイは特に勉強もしてないから言えることはないけど頑張って。

[ueshin]

相対主義がマンガみたいな右派やトランプを生み出して、まあニーチェも権力の意志をうたっていたので、これがニーチェの望んだ世の中か。歴史修正主義はポジティブシンキングの影響と思うが。

[sadamasato]

本当にこの人は頭が悪いね。“「意図」や「動機」を無視して当人たちが望んだのとは正反対の方向に理論をはたらかせた”のが問題じゃなくて、そもそもデリダの理論は歴史修正主義を容認しないものなの。バカだなぁ。

[Fondriest]

このアホには何も期待していないが、歴史修正主義に対するPMの役割を強調する事で左派こそが右派の伸長を招いたのだという歴史修正。「悪用」が「意図や動機」でしか防げないというのもデタラメ。転向サヨクの妄言

[amamako]

ココらへんも、本当は僕みたいな若輩者ではない人こそが応答すべきだと思うのだが、そういう人はもうはてなで殆ど活躍していないので

[ystt]

“ポストモダニズムや批判理論に基づいて、相手のことを「客観性をよそおいつつ、その裏には隠れた目標がある」という風に批判することには、自家中毒の危険がある。”

[dlit]

「問題点を修正したりアップデートしたりしながら、その理論を生み出した当人には予想もつかないところへと適用されるようになっていく、という発展性とか拡張性とかが、理論というものの性質であり面白さでもある」

[maeda_a]

"一見すると…中立であったりする制度や事象のなかに潜む隠された意図や権力を見出すこと、それもナショナリズムであったりレイシズムであったりセクシズムであったり…こそが"文系"の勉強である、と思っていたフシ"