素人にはムリ!「仕組債」の恐るべき歴史 これまで銀行や証券会社の収益源となりトラブルを続出させた仕組債の販売が復活しようとしている。 前編『投資素人を恐怖に叩き落した「金融商品」が再び大復活って本当か…?金融界が再開を目指す「仕組債ビジネス」のヤバすぎる闇』で紹介したように、仕組債に関して証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)に寄せられた相談・苦情は、2019年度が672件、2020年度が461件にも上る。 金融庁は昨年、重い腰を上げてようやく仕組債販売体制を問題した。 証券各社は自主的に販売停止をおこない自主規制団体である日本証券業協会(日証協)を中心に、今年2月に新しい販売ルール(案)を発表した。7月頃に新ルールは施行するとみられ仕組債販売が復活すると見られている。 果たして再び苛烈な営業攻勢が行われ、トラブルが続出する結果にならないだろうか。