金銭的な報酬は、WEIRD(西洋の、教育水準が高く、工業化され、裕福で、民主的)な国に住む人々の方が、非WEIRD国に住む人々にとってよりも動機付けの程度が高い可能性があることを報告する論文が、Nature Human Behaviourに掲載される。 金銭は、努力を要する行動の主要な動機付け要因であると考えられることが多く、金銭や金銭以外の報酬の有効性を理解することは現実的な意味合いがある。しかし、動機付けに関するこれまでの研究は主にWEIRD文化の人々を対象としており、得られた知見が非WEIRD文化に一般化できるかどうかは不明であった。 今回、Danila Medvedevらは、金銭的インセンティブと心理学的な動機付け要因に対して人々がどれほど懸命に働くかに関して、2つのWEIRD国(米国および英国)と4つの非WEIRD国(中国、インド、メキシコ、南アフリカ)で比較を行った。今回の実験