2024年4月20日のブックマーク (4件)

  • 日本人は、じつは「競争」について「大きな勘違い」をしているかもしれない(玉手 慎太郎)

    玉手 「格差原理」というのは、これまたざっくり言えば、「どのような不平等なら、人々は許容できるか」を考えるさいの基準です。ロールズは、もっとも恵まれない人の利益になる不平等であれば許容できるとします。 やや分かりづらい言い方かもしれませんが、たとえば、ともに年収1000万円のAとBという人物がいて、Aが1500万円に、Bが500万円になる場合、恵まれないBさんが利益を得ていないので許容することはできません。 しかし、Aが1500万円に、Bが1200万円になる場合には、もっとも恵まれていないBが利益を得ているので、以前にくらべて不平等になってはいるけれど、この不平等は許容される——そのように考えていただくとわかりやすいと思います(下の図を参照)。 先ほどの「競争」に引き付ければ、「弱肉強的な競争」は、もっとも恵まれない人が利益を得られないという形の格差を生み出す競争です。これは格差原理の条

    日本人は、じつは「競争」について「大きな勘違い」をしているかもしれない(玉手 慎太郎)
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    maeda_a 2024/04/20
    プラスサムの競争とロールズの格差原理
  • 190兆円の社会保障費をどのようにとらえるか-「2025年問題」の虚像と実像

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    maeda_a 2024/04/20
  • データでウソをつく法:少子化対策について考える/中里透 - SYNODOS

    つい最近まで、社会保障の議論では「2025年問題」ということが現実の問題として頻繁にとりあげられた。これは「団塊の世代が75歳に到達する2022年から2025年にかけて、社会保障費が急増する」という話だ。 だが、2025年を翌年に控えた今(2024年)、このフレーズを見かける機会はほとんどない。「2025年にかけて社会保障費が急増する」という話が錯覚や思い込みでしかないことが、実際のデータから明らかになったからだ(なぜこのような錯覚が生じたのかという点については、2018年に公表された下記レポートをご覧ください。 「190兆円の社会保障費をどのようにとらえるか-「2025年問題」の虚像と実像」(ニッセイ基礎研)[https://www.nli-research.co.jp/files/topics/58888_ext_18_0.pdf?site=nli])。 このような経緯があるにもかかわ

    データでウソをつく法:少子化対策について考える/中里透 - SYNODOS
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    maeda_a 2024/04/20
    「団塊の世代が75歳に到達する…2025年にかけて、社会保障費が急増する」という「2025年問題」、「結婚適齢期の人口が急激に減る2030年代になると、出生数の減少傾向を反転させることが難しくなる」という「2030年の崖」
  • ノア・スミス「『技術革新と不平等の1000年史』書評」(2024年2月21日)

    「人類がなしとげた記念碑的な技術的偉業に目をくらまされてはいけない」――アセモグル & ジョンソン いたるところで「2023年の最重要ビジネス書」のリストに『技術革新と不平等の1000年史』が挙がっていたのは,意外でもなんでもないだろう.まず,著者たち自身の経歴からして,比肩する者がいない.ダロン・アセモグルのことを経済学界の発電所と呼んでも,人の実績にばかばかしいほど釣り合わない: 「2005年から2020年のあいだに経済学のトップ5学術誌に掲載された著者の苗字でワードクラウドをつくるとこうなる」 それに,アセモグルは国々の発展を制度から説明する説の主要な提唱者でもある.これまでに,アセモグルは『国家はなぜ衰退するのか』やその続編の『自由の命運』(ジェイムズ・ロビンソンとの共著)という有名なで,この説を展開してきた.ぼくが「包摂的制度」や「収奪的制度」がどうのって話をしてるときには,

    ノア・スミス「『技術革新と不平等の1000年史』書評」(2024年2月21日)
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    maeda_a 2024/04/20