「ウィリアム王子は手紙を喜び、あなたの町に興味を持ちました」――。岐阜市の県立岐阜高校ESS・ディベート部に、イギリス王室からそんな手紙が届いた。同部の三嶋崇之さん(1年)が送った岐阜の伝統漁、鵜飼(うか)いを紹介する手紙への返事だった。 部員たちは今夏、同市の「長良川鵜飼」で外国人観光客に鵜飼いを説明するボランティアを務めた。鵜飼いを観覧し、歴史や魅力を知った生徒たちは、国内外の有名人にも見に来てほしいと考え、俳優や歌手、政治家ら約30人に手紙を送付。ボランティア中の写真や、手作りの鵜飼いの紹介文に絵もつけ、伝統文化をアピールした。 政治やイギリスの文化に興味を持った三嶋さんは8月、次期米国大統領に決まったトランプ氏とクリントン前国務長官、「かっこよくてあこがれ」というウィリアム王子に英文の手紙を送付。活動内容を紹介し、観覧を呼びかけた。 10月になり、同校にウィリアム王子の代理人の直筆