先月の30,31日の二日間、中国社会科学院日本研究所から来日したメンバーと、岡崎研究所で「第3回日中安保対話」を行ったが、色々考えさせられた。 第1回目の対話は、2000年9月に北京で行ったのだが、我々は元自衛官3名と主任研究員の計4人で、北京側はスタッフを入れると10名以上、同時通訳つきで侃々諤々の討論だった。特に北京側の若手研究者が「日本帝国主義」「侵略」「南京大虐殺・・・」などなど、『硬直した宣伝文句』しか発言しないので、私は日中間の、特に1930年代の例を勉強するように諭したのだが、彼らは「そんなことは我々は教科書で習っていない!」と叫んだものであった。「それなら日本に来ればよい。日本では学術書から“エロ雑誌”まで、自由に手に入る」と切り替えしたのだが、勿論彼らは殆どその実態を知っているのである。その証拠に日本に留学する正規の留学生を含めて、在日中国人は、在日韓国人を抜いて、やがて