ランドセルの商戦が年々早まっています。百貨店などに売り場ができるのは10年前は秋でしたが、ここ数年で夏が主流になり、今年は4月が増えました。平均価格も上がり続けています。6年間使う大事なかばんとはいえ、買う側にとっては悩ましいところです。 大阪・なんばの高島屋大阪店は来春の新1年生向けの売り場を4月1日に設けた。昨年は6月3日だったから、2カ月早めたことになる。 担当の勅使河原健二さんは「ゴールデンウィークに子どもと親、祖父母の3世代で買いに来るのに合わせました」。売れ行きは好調という。 ほかの百貨店や総合スーパー大手も早めている。近鉄百貨店あべのハルカス本店は、昨年より1カ月早い4月20日から売り出し、大丸梅田店も昨年の6月から4月27日へと前倒しした。イオンリテールは昨年から、近畿エリアの店舗で4月下旬に売り場をつくっている。 一方、阪急百貨店うめだ本店は… この記事は有料会員記事です