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ブックマーク / tonmanaangler.hatenablog.com (4)

  • 政権批判の自由 - 国家鮟鱇

    先月のフランス紙襲撃テロ事件における日人の反応は「テロには強く反対する。しかしフランスの表現の自由にも違和感がある」というものが大多数であったように思う。右から左までイデオロギーに関係なく同じような反応が見られた。 これはなぜかというと、日人の表現の自由の感覚が普遍的なものだからというわけではなくて、おそらくは日の風土によって培われた感覚であり、つまり日の特殊性であったろうと思う。もちろん米英などでも似たような反応はあったわけだが、それもまたそれぞれの風土によるものであり、そしてフランスはフランスで特殊な表現の自由の感覚があるということだろうと思う。 その「フランスの表現の自由」の感覚というのは、フランス革命以来のフランスの歴史によってつくられたものであり、「現実社会における目的があって宗教を風刺する必要があったから風刺した」というよりも「自分達には宗教を風刺する自由があるのだ」と

    政権批判の自由 - 国家鮟鱇
    mahal
    mahal 2015/02/11
    何となく、「自分たちが承認される(≒承認体験の感覚が阻害されない)」ことが「自由が実現した社会だ」みたいなポジションに自分の立場を置きたいだけなんじゃないか、みたいに見えてしまう面もあるのよね。
  • タカミムスヒからアマテラスへという戦後知識人の妄想 - 国家鮟鱇

    ⇒「アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る」溝口 睦子 著 | Kousyoublog ⇒はてなブックマーク 五〜六世紀以前の日は無文字社会であったから、史料はほとんど残っていない。ゆえにほぼ海外の文献と考古学上の調査から推定していくしかないのだが、そのような中でもほぼ学会で定説となっているのが、この七世紀頃に国家神がタカミムスヒからアマテラスへと転換したというものだ。では、その転換は何故起きたのか、そして何故アマテラスが選ばれたのか?答えは勿論「わからない」である。 現代人(特に進歩的な人)には「聖徳太子はいなかった」とか「アマテラスではなくタカミムスヒが皇祖神だった」とかいった話が受け入れられやすいのだろう。戦前・戦中の思想を否定して「われわれは変わったのだ」という感覚になれるし。 だが俺には「タカミムスヒ→アマテラス」説は、とても重要なことをスルーしているとしか思えないのだ。 それ

    タカミムスヒからアマテラスへという戦後知識人の妄想 - 国家鮟鱇
    mahal
    mahal 2013/04/06
    タカミムスヒってのが巷間においての存在感で一歩引く存在、という意味では、ここでの鮟鱇氏の議論と溝口氏の議論は比較的近しいようにも感じられるのだけれど。
  • 琉球の非武装は定説だった - 国家鮟鱇

    一応書いておくけれど、一昔前までそれが「定説」だったんですよね。 『大系 日歴史9 士農工商の世』(小学館 1988)には、 琉球は、沖縄史の黄金時代といわれる一五世紀後半の尚真の時代に、文化の発展の他方で武器を捨てており、鉄砲の前には手がでなかった。 と書いてある。それが『日歴史14 周縁から見た中世日』(講談社 2001)になると、 だが、琉球と薩摩の軍事力の差は歴然としており、首里城はまもなく陥落した。 となる。 「非武装」から「軍事力の差」に変わったのはこの間ってことですよね。で、何があったかと言えば、講談社の参考文献に、上里隆史「琉球の火器について」『沖縄文化』91(2000年)がありますから、この影響もあるのでしょう(俺は読んでないけれど)。とらひこさんのことですね。 ちなみに、秀吉の「刀狩」についても学説が変化しているんですよね。そうなると、尚真王の「刀狩」について

    琉球の非武装は定説だった - 国家鮟鱇
    mahal
    mahal 2008/11/02
    結構現在は1970~80年代史学の定説っぽいものが崩されてくフェーズではあるのかも。騎馬民族説とか。
  • 驚くべき新事実を発見した(後編) - 国家鮟鱇

    (前編のまとめ) 六十八番札所神恵院と六十九番札所観音寺の存在する香川県観音寺市の琴弾山。 そこは大分県宇佐市にある宇佐八幡宮と密接な関係がある。 両者を繋ぐのは、「八幡神」こと応神天皇と母である神功皇后。 筆者は直感的にあることを思いつき、調査してみた。そして、驚くべき事実を発見したのである。 (「白地図 MapMap 6.0」を使用。) 何と、宇佐神宮と、琴弾八幡宮、そして神功皇后陵は一直線上に並んでいるのである! さらに興味深いことに、この直線は、奈良県生駒市の生駒山山頂を通過しているのだ!(地図上右から2番目の★印) 生駒山の東山麓に鎮座する生駒神社の祭神は、 伊古麻都比古神(産土大神)、伊古麻都比賣神(産土大神)、気長足比賣尊(神功皇后)足仲津都比古神(仲哀天皇)、譽田別尊(応神天皇)、葛城高額姫尊(神功皇后の母君)気長宿称王尊(神功皇后の父君)、この他にも境内に摂社十四社、境外

    驚くべき新事実を発見した(後編) - 国家鮟鱇
    mahal
    mahal 2006/12/17
    ここまで当たっていながら住吉大社がかすらない辺りでおかしいと思わなきゃいけませんよ。
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