スペインサッカー連盟(RFEF)は13日、スペイン代表の指揮を執るフレン・ロペテギ監督に関する会見を行い、同監督の解任を発表した。 ロペテギ監督は12日にレアル・マドリードの新指揮官に就任することが発表されており、この一件を受けてRFEFはロペテギ監督の解任を決めたという。
就任からおよそ3年が過ぎ、集大成となるW杯を控えた今、日本代表の指揮官は何を感じ、何を考えているだろうか。同胞であるボスニア・ヘルツェゴヴィナ人記者の視点から、ヴァイッド・ハリルホジッチという人間に焦点を当てる。 文=サシャ・イブルーリュ 翻訳=加藤富美 写真=アフロ、ゲッティ イメージズ ひたすら灰色が広がる巨大な大通りの周囲には、19世紀末に建てられたゴシック風の陰気なホテルが並ぶ。セルビア共和国の首都、ベオグラードの中心部にあるテラジエ広場に立つと、まるで前世紀のまま時間が止まっているような気がする。この広場は1992年に消滅した国家、ユーゴスラヴィアの中心地であり、最も重要な場所だった。 1989年まで続いた東西冷戦の時代、バルカン半島の中部を占めたユーゴスラヴィアは、西ヨーロッパと東ヨーロッパの間に存在する目に見えない境界線であり続けた。この連邦国家は6つの共和国によって構成され
ブンデスリーガ最終節が20日に行われ、日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVはホームでヴォルフスブルクに2-1と逆転勝利を収め、1部残留を決めた。試合後、主将の酒井が取材に応じた。 試合前の時点で勝ち点35のハンブルガーSVが、同37のヴォルフスブルクをホームに迎えての一戦。ハンブルガーSVは勝利で3ポイントを獲得しない限り、入れ替え戦へ回らなければならない苦しい状況だったが、この直接対決を制して逆転での残留を果たした。 昨年11月に、開幕から10戦未勝利で最下位に沈んでいたチーム状況を改善すべく、スイス代表DFヨアン・ジュルーに代わってキャプテンに任命された酒井は、残留決定に安堵の涙を流した。 「嬉しいです。嬉しかったですね。嬉しかった…違うな、ホッとしたですね。全部、肩の荷が落ちたというか、涙を堪えるだけが限界ですね(泣き笑い)。しゃべればしゃべるほどキツかった思い出が浮かんで
バルセロナが楽天とのスポンサー契約を発表。会見に出席したバルトメウ会長(左)と三木谷氏(右)[写真]=Anadolu Agency/Getty Images バルセロナは16日、インターネットサービスを運営する楽天株式会社とグローバル・スポンサー契約を締結したことをクラブ公式サイトで発表した。 [公式発表] @RakutenJP 2017/18年以降のバルサの新グローバルメインスポンサー https://t.co/si3yK4rSvj #FCBRakuten pic.twitter.com/CSUTv4hQcJ 同日に本拠地カンプ・ノウで行われた記者会見には、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長とマネル・アロジョ副会長に加えて、楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長も出席。バルトメウ会長から「ヨウコソ!」と迎えられた三木谷氏は「世界最高クラブのバルセロナとの契約はとても名誉なことで
紛糾し続ける広島の新スタジアム建設問題。そのバックボーンにはいったい何があるのだろうか。 『サッカーキング』では、今回の新スタジアム建設問題に関する歴史的な背景を知ることで理解を深め、今後の方向性を明確にしていくために、広島在住でサンフレッチェ広島オフィシャルマガジン『紫熊倶楽部』で編集長を務める中野和也氏に、「広島スタジアム問題のなぜ」というテーマで全5回の連載企画を依頼することにした。 第3回ではサンフレッチェ広島の久保允誉代表取締役会長が抱き続けてきた専用スタジアム建設への思いを綴った。行政からの“三顧の礼”を受けてクラブ再建を託された男が、進退をかけて新スタジアム建設を提案した背景にはいかなるものがあったのだろうか。 =============== 久保允誉という経営者は、「闘いをも厭わない」という志を、先代から色濃く引き継いでいるのだろう。 家電販売業界の売上高で全国3位というエ
ドルトムントに所属するドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが22日、チームメイトで“親友”の日本代表MF香川真司との2ショット写真を自身の公式ツイッター(@Guendogan8)で掲載した。 ドルトムントは、同日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第3節でアゼルバイジャンのガバラと対戦。両選手とも先発出場し、チームは3-1の快勝を収めた。アウェーで行われ同試合後、ギュンドアンはツイッターで、「今から、家まで5時間と3400キロの旅だ」とのコメントと「#Kagawa」などのハッシュタグもつけて、2ショット写真を公開した。 ちなみに、ギュンドアンは今年の3月12日にツイッターを開始。初投稿はツイッターを始めた報告で、同月17日の2ツイート目は香川の誕生日を祝うコメントだった。それから約7カ月、同選手はガバラ戦後の投稿で80ツイート目を記録。その中で香川が写真やコメントで登場したのは、こ
横浜F・マリノスに所属するMF中村俊輔の直接FKが、イギリスメディアに称賛されている。 19日に行われた2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第3節で、横浜FMはガンバ大阪と対戦。1-2で迎えた後半アディショナルタイム、中村はペナルティエリア手前中央でのFKをゴール左上隅に直接突き刺し、土壇場で引き分けに持ち込んだ。 イギリスメディア『BTスポーツ』は、元イングランド代表デイヴィッド・ベッカム氏の名前を挙げ、「中村がベッカムのように曲げた…アディショナルタイムの出来事」と、この得点を紹介している。 またイギリス紙『scotsman』は、「セルティックOBの中村俊輔は37歳にして衰えなし」と同選手を紹介。「マンチェスター・U戦で決めた“あの”ゴールによりグラスゴーではいまだに崇拝されているミッドフィルダーが、壁を越す素晴らしいシュートを放つと、G大阪のゴールを守る東口順昭はボールを
コパ・アメリカ2015 チリに参加しているユヴェントスのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが、16日に首都サンティアゴ郊外で自動車事故を起こして軽傷を負った上、飲酒運転により逮捕されていたことが明らかになった。大手メディア『Sportal』などが報じている。 同メディアなどの報道によると、ビダルは愛車のフェラーリに妻のマリアさんを乗せてサンティアゴ郊外を運転していたとされるが、事故を起こし車は大破。ビダルとマリアさんはサン・ルイス・デ・ブイン病院に搬送されたが、いずれも軽傷で済んだと伝えられている。ビダル本人も、自身の公式ツイッターで「みんな心配してくれてありがとう。僕は大丈夫だよ」とコメントを発表していた。 しかし、チリ国家警察のリカルド・ゴンサレス警視は「赤いスポーツカーのドライバーはアルコールの影響下にあった」とコメントし、病院から退院したビダルはパトカーの後部座席に乗せられ連行された
文=元川悦子 開始5分に生まれた本田圭佑(ミラン)の電光石火のカウンター弾、4分後に香川真司(ドルトムント)の左CKから飛び出した槙野智章(浦和)の2点目と、11日のイラク戦(横浜)の日本代表は凄まじいスタートダッシュを披露。前半20分間は相手を全くと言っていいほど寄せつけなかった。 そのアグレッシブさが少し低下し、停滞感が漂い始めた32分、試合を決める3点目を奪ったのが岡崎慎司(マインツ)だった。柴崎岳(鹿島)の縦パスを受け、強気のドリブルで突進した宇佐美貴史(G大阪)がギリギリのところで出してくれたボールを左足一閃。GKに当たるおまけがついたが、こういう決定機を逃さないのが、ブンデスリーガ2シーズン連続2桁得点を挙げた点取屋たるゆえんだ。 「選手が前を向いた時に2~3人がトップスピードでダッシュしてくるっていうのが、今日の一番いい形だったんじゃないかと。誰かが1人かわしたことで、何人か
なでしこジャパンDF熊谷紗希が所属するリヨンの女子チーム「リヨネ・フェミナン」。ヨーロッパ女子チャンピオンズリーグ2連覇(2010-11、11-12)を達成し、06-07シーズンからフランスリーグ8連覇中の欧州屈指の強豪クラブである。 今シーズンもリーグ戦で圧倒的な強さで首位を独走。リーグ9連覇をほぼ手中にしている状況だが、順位表を見ると改めてその“無敵ぶり”がよくわかる。 リヨンは現在、リーグ戦19試合を消化して全勝。チーム成績はなんと「124得点・6失点」というぶっちぎりの数字をたたき出している。1試合の平均ゴール数は6.5点、リーグ戦では二桁得点を4回も記録。メッツ戦にいたってはホームで15-0、アウェーで11-0、2試合合計26-0という、もはやサッカーの試合結果とは思えないようなスコアで圧勝している。 個人成績を見てみると、スウェーデン代表FWロッタ・シェリンが28得点、フランス
ワールドカップ準決勝、アルゼンチンはPK戦の末にオランダを下し、24年ぶりとなる決勝進出を果たした。その立役者となったのが、2本のPKをストップしたアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロだった。 オランダの1人目、ロン・フラールのキックをロメロがセーブする直前のこと。彼が小さな紙切れをジッと見つめ、それをショーツの中にソッと隠す姿がTVカメラに収められた。 思い出されるのは、2006年ドイツ大会の準々決勝。ドイツ代表GKイェンス・レーマンがアルゼンチンとのPK戦の最中に、ソックスに隠していたメモを取り出したシーンだ。そこにはGKコーチが事前にリサーチした相手キッカーの癖が書いてあり、レーマンは見事2本のシュートを阻止。後にこの「伝説のメモ」が100万ユーロで落札されて話題になった。 そのため、ロメロもオランダのキッカーの特徴をリサーチし、「レーマンのPKメモ」を再現したのではないか――。そん
FIFA(国際サッカー連盟)は2日、バルセロナに対し、移籍に関してルール違反があったとして、2014年夏と2015年冬の2度における移籍市場での活動禁止および罰金を言い渡した。『BBC』など各メディアが報じている。 2009年から2013年までに登録された選手を対象とした調査において、バルセロナは18歳以下の選手の移籍に関してルール違反を犯したと見られる。今回の決定により、バルセロナは来シーズンの補強および放出が不可能となった。また、45万スイスフラン(約5300万円)の罰金が科されている。FIFAはバルセロナに対象選手の状況を正すため、90日間の猶予を与えている。 FIFAはRFEF(スペインサッカー連盟)に対しても50万スイスフラン(約5900万円)の罰金を科すとともに、年内に未成年の国際的な移籍に関する枠組みを定めるよう求めている。
文=鈴木智貴 3月25日、昨シーズンの三冠王者バイエルンは、日本代表MF細貝萌を擁するヘルタ・ベルリンに敵地で快勝し、ブンデスリーガ51年の歴史上初めてとなる、3月中でのマイスターシャーレ(優勝皿)獲得を決めた。 その翌節の対ホッフェンハイム戦では3-3の引き分けに終わり、リーグ連勝記録は19でストップしたが、そもそもこの「19連勝」という記録こそが異常であり、今シーズンのバイエルンは誰にも止められなかった。 しかし、この「ノンストップ・バイエルン」を止めるべく、(禁じ手と言って差し支えない)仰天プランが飛び出した。しかも発信元は、ブンデスリーガを運営するドイツ・フットボール・リーグ(DFL)社のアンドレアス・レティッヒCEOというのだから驚きだ。 エイプリルフールまで残り48時間以上もある3月29日夜、ドイツ第2国営放送局(ZDF)の人気スポーツ番組『Sportstudio』で同CEOは
13日、Jリーグは8日に行われたJ1第2節の浦和レッズ対サガン鳥栖戦で、浦和側スタンドのコンコースに「JAPANESE ONLY」と差別ととらえられる横断幕が掲出された問題について、浦和レッズに対し、けん責処分と、23日のJ1第4節の清水エスパルス戦の無観客試合での開催を決定した。無観客試合での開催はJリーグ史上初の処分となる。 FIFA(国際サッカー連盟)や各国サッカー連盟は人種差別問題を重要視しており、UEFA(欧州サッカー連盟)は、2013年4月に罰則を強化。観客席で行われたサポーターの人種差別行為が、初犯だった場合はスタジアムの部分的な閉鎖。再犯の場合は、無観客試合と5万ユーロ(当時のレートで約650万円)の罰金を科し、選手個人によるものは最低10試合の出場停止となる。近年発生した差別問題に対する各対応を振り返る。 ■イタリア ◎2014年2月5日<コッパ・イタリア準決勝第1戦>ロ
11日、日本代表の新オフィシャルユニフォーム発表会がヒルトン成田で行われ、来年のブラジル・ワールドカップ時に着用する新しいユニフォームがお披露目された。 「結束の一本線」をテーマにした現行モデルよりも、サムライブルーの鮮やかな青みが強調された新ユニフォームのコンセプトは「円陣」。ブラジルW杯で勝利をつかみとるために、選手とサポーターが一つとなり、「円陣」を組んでともに戦おうという意図が込められ、ユニフォームの背面には鮮やかなネオンカラー(蛍光色)の一本線が施されている。これは選手たちがピッチ上で円陣を組んだ際、上空から見ると一つの円になるようにデザインされているという。 ユニフォームの左胸には、エンブレムを中心に広がる11本のラインを採用。「円陣」を組んだ後、試合開始に向けてピッチへと広がる選手を表現している。またストッキングにも「円陣」を表現した11本のラインが施された。 また前モデル同
[ワールドサッカーキング0516号掲載] 文=シュテファン・ゾンターク Text by Stephen SONNTAG 翻訳=影山 祐 Translation by Yu KAGEYAMA 写真=ゲッティ イメージズ Photo by Getty Images ドルトムントの快進撃は、この指揮官を抜きにしては語れない。崩壊寸前だったクラブを蘇らせ、ピッチでは魅力的なフットボールを実現。欧州の舞台でも躍進を演出した。従来の常識の枠には収まらない新たな名将、ユルゲン・クロップが成功した理由を、5つの能力から検証する。 ドイツの有名なフットボール誌『キッカー』は昨年末、2012年のマン・オブ・ザ・イヤーに彼を選んだ。 191センチの巨体、猛獣のうなり声のような笑い声、伸ばし放題のあごひげ、トレードマークのベースボールキャップとジャージ姿、助走つきのガッツポーズ……。そのどれもが、我々がイメージす
文/北健一郎 2011年12月に『なぜボランチはムダなパスを出すのか?』という本を出版した。「ボランチが出している、一見ムダに見えるパスについて考察してみよう」というテーマで書いたこの本は、ありがたいことに多くの方に読んでいただいている。 実は、この本のタイトルは当初『なぜ遠藤保仁はムダなパスを出すのか?』だった。最終的には「遠藤保仁」のところを「ボランチ」に変えたものが正式なタイトルになったわけだが、企画の出発点は遠藤のプレーに興味を持ったところから始まった。 本田圭佑でも、香川真司でもなく、遠藤だったのは、遠藤のプレースタイルが一般のサッカーファンにとって非常に伝わりづらいものだと感じたからだ。個人的にも遠藤という選手の良さがイマイチ分かっていなかった。06年のドイツ・ワールドカップ以降、イビチャ・オシム監督(06年7月〜07年12月)も、岡田武史監督(07年12月〜10年7月)も、ア
バイエルンは16日、前バルセロナ監督のジョゼップ・グアルディオラ氏が来シーズンから指揮を執ると発表した。契約期間は2016年6月までの3年間となっている。 グアルディオラ氏は2008年から2012年までバルセロナのトップチームを指揮。リーガ・エスパニョーラ3年連続優勝や2度のチャンピオンズリーグ優勝を始め、クラブワールドカップ優勝など14つのタイトルをクラブにもたらした。
日本代表MF細貝萌は27日、所属するレヴァークーゼンのメインスポンサーであるバイエル社主催の「バイエルアスピリン 細貝萌 親子サッカー教室」に参加。小学1~3年生の子供たちと保護者50組100名を対象にサッカースクールを行った。 イベント前日の26日夜に帰国したばかりの細貝は、28日朝に再びドイツへ戻るハードスケジュールの中、「サッカーをするために帰ってきました」と笑顔で挨拶。約2時間、50組の親子たちと楽しい一時を過ごした。 サッカー教室で細貝は、パスやドリブルといった基礎練習を自ら実演。子どもたちとのミニゲームでは、強烈なボレーシュートを披露するなど、熱のこもった指導を行った。 参加者からの質問コーナーでは、途中出場で緊張しないための秘訣を聞かれ、「基本的に緊張はしないのですが、日頃の練習をしっかりとすれば自然と緊張は減ると思います」とアドバイス。また、サッカーの上達方法については、「
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