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ブックマーク / www.geekpage.jp (60)

  • 「著作権侵害サイト遮断 政府が導入検討、海外経由に対応」に関して:Geekなぺーじ

    経済新聞に、以下のような記事が掲載されています。 著作権侵害サイト遮断 政府が導入検討、海外経由に対応 政府はインターネット上に氾濫する著作権侵害サイトへの接続を強制的に遮断できる仕組みを検討する。内閣官房の知的財産戦略部(部長・安倍晋三首相)に今夏にも有識者会議を新設。通信事業者や大学の専門家と連携して2016年3月にも決める。取り締まりが難しい海外サーバーを使った侵害サイトに対応できるようにする。 2010年頃の議論を振り返る 「取り締まりが難しい海外サーバーを使った侵害サイトに対応できるようにする」とありますが、恐らく、DNSブロッキングに関する議論も含まれていると推測しています。 日では、児童ポルノを対象としたDNSブロッキングが2011年から開始しています(参考)。民間の通信事業者が各自の自主的な判断でDNSブロッキングを行っているという体裁であるため、ここで議題となる

  • 他人のiPadでApp Storeをクリックした少年:Geekなぺーじ

    この前、4月から小学生になる知人の息子が近くで遊んでました。親が近くにいないときに、次のような会話が行われました。 少年「暇だから遊ぶものが欲しい。マインクラフトをやりたい。」 私「残念ながら、いまここにマインクラフトは無い。」 少年「iPadを持っているならマインクラフトをいますぐ買って欲しい。」 私「このiPad仕事で使っているものだからダメ。」 少年「このボタンを押せばゲームを使えるようになるよ!(横からApp Storeをクリック)」 私「ちょっと待って。やめなさい。」 少年「ねぇ、ゲームをやらせてよーーー」 知人の子供がこのようなことを言ったうえで、ひとの持っているタブレットをいきなり操作し始めたのを見て、最初は「この子の親って。。。」という感想を持ちました。単に、その少年が信じられないぐらい図々しいだけだと思ったのです。 しかし、その後、全く別の場所でも同じようなことを主張す

  • 切断された北朝鮮インターネットの規模:Geekなぺーじ

    Dyn Research(旧renesys)が、約9時間半にわたり北朝鮮がインターネットから切断され続ける状態が続いていたというブログ記事を公開しています。 Dyn Research: Someone Disconnects North Korea - Who? 同記事では、実際にどのような理由でインターネットの接続性が不安定になったのかは不明であるとしています(BGPmonは、DDoS攻撃が原因であるとしています。参考)。 公開情報からわかる北朝鮮インターネットの規模 各種公開情報から、北朝鮮がどのような規模のネットワークを運用しており、どうやってインターネットに接続しているのかを見てみましょう。 まず、最初に、どれだけの数のネットワークが「北朝鮮」という国籍でインターネットに接続しているのかを調べてみましょう。いくつか調べる方法はありますが、今回はわかりやすく情報をまとめてあるHurr

  • AkamaiがGoogle Public DNSに対応:Geekなぺーじ

    Google Webmaster Central Blogで、AkamaiGoogle Public DNSに対応したことが公表されています。この対応が行われるまでは、Google Public DNSを利用することによって、大手Webサイトの表示やiOSのダウンロード速度が低下しがちだったのが、これによって改善するかも知れません。 Google Public DNS and Location-Sensitive DNS Responses Google Public DNSがサービスを開始したのは2009年です。スノーデン事件の影響で利用者数が減った地域もあったという調査結果も2013年にあったものの(参考)、Google Public DNSユーザが世界中で非常に多いようです。たとえば、先月公開されたAPNICのブログでは、全世界で約10%のユーザがGoogle Public DNS

  • 米国のイノベーションと軍事予算 - シリコンバレー誕生秘話:Geekなぺーじ

    昨日、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二教授の記者会見記事が公開されていました。 日経新聞:中村教授「物理学賞での受賞には驚いた」ノーベル賞 その記事には、以下のように、軍の予算を獲得するために必要だったので米国籍を取得したとあります。 --米国籍を取得した理由は。 「こちらの大学で研究する上では、米国籍がないと軍の予算がもらえないし、軍に関係する研究もできない。それで市民権を取得した」 米国の大学関係者と話していると軍の予算に関する話題がチラホラ登場するのですが、昨日の日経記事を見ていても、米国の大学において軍の予算が非常に大きな意味を持っていることが垣間見える内容だと思いました。 中村修二教授の話題に関連して、様々な方々がIT起業について議論しているのですが、ITやインターネットに関連する話の背景としても、莫大な米軍関連予算が存在していることが多い印象です。 シリコンバレーと米軍の予算

  • IT系の編集者・雑誌・記者・ライターが激減している:Geekなぺーじ

    アスキー系の技術書が今後は出版されなくなる、もしくは、刊行点数が激減しそうです。以下のブログ記事で、9月末をもって株式会社KADOKAWAがアスキー系の書籍編集部をいくつか廃止・解散していたことが述べられています。 嘉平、編集やめるってよ 株式会社KADOKAWAは、9月末をもってアスキーブランドの書籍を作っていたいくつかの編集部を廃止・解散しました。これに伴い、私(鈴木嘉平)が編集長を務めていたハイエンド書籍編集部も解散しました。この件について、株式会社KADOKAWAからは特にアナウンスなどは行わないということです。 誤解しないでいただきたいのですが、これはアスキーのがなくなるということではありません。週刊アスキーもASCII.jpも存続していますし、これからもアスキーの雑誌・書籍は発売されます。また、9月までに刊行されたは今後も継続して販売されます。 ただ、これまでよりも刊行点数

  • 「iOS 8」を運んだAppleの独自CDN:Geekなぺーじ

    今年7月に入ってから、Appleが独自CDN(Content Distribution Network)の運用を開始しています(参考)。今回公開されたiOS8も、Apple独自CDNによる大規模配信が行われました。 これまでは、Appleは、他社が提供するCDNのサービスを購入することでOSアップデートなどの大規模配信を行っていましたが、その方針を大きく転換した形です。インターネットの「超巨人(Hyper Giants)」として語られることが多いGoogleAmazonなどと違って、巨人でありつつも自社で世界的な配信網をそこまで強烈な整備をするわけではなかったAppleがついに超巨人になる方向性を示したとも言えそうです。 現時点ではApple独自CDNだけで同社コンテンツを全て配信しているわけではなく、アカマイなどの商用CDNも併用しているようですが、今後は徐々にApple独自CDNのみ

  • ネット書き込み免許:Geekなぺーじ

    最近、「ネットの書き込みを免許性にすべきだ」という意見を耳にすることが増えてきました。海外ではなく、日国内での話です。 昔からそういうことを言う人はいましたが、かつてそういう意見を言う人々は、あまりネットを使わずに単に「怖い」という先入観がある人々だったという印象を持っています。しかし、最近は、ネットを全く知らないような人々ではなく、昔からインターネットに関わっていたような技術者がそういったこと感想を述べることがあります。 1990年代にインターネットが普及し始めた頃は「誰もが放送局」といった表現が各所で使われていました。とはいえ、当時はまだ情報発信を行うにはコンピュータ技術をある程度知る必要があったため、実際にはそれなりに敷居が高かったとも言えます。 その後、実際に「誰もが放送局」に近い状態になったのは2000年代に入ってかも知れません。ブログやソーシャルメディアが爆発的な勢いで成長し

  • スノーデン事件がGoogle Public DNSに与えた影響:Geekなぺーじ

    いまや、インターネットトラフィック全体の25%がGoogleによるものであるという調査結果や、Googleがダウンしている間にインターネットトラフィックが40%減少したという記事があり、同社のインターネットにおける存在感は拡大し続けています。 Googleは、Google Public DNS(8.8.8.8)という、キャッシュDNSサーバの無償サービスも提供していますが、その規模を推計した調査結果がRIPE-NCCで発表されています。 この調査結果は、IPv4アドレス枯渇時期推測などを行っていたGeoff Huston氏によるものです。 RIPE Labs: Measuring Google's Public DNS インターネットにおける通信の大半が名前解決から開始されますが、多くのユーザに対してキャッシュDNSサーバを提供しているということは、Webとは全く関係がない通信を含めて非常

  • なぜ、違法ダウンロードによる逮捕者が出ないのか?:Geekなぺーじ

    NHKによる「刑事罰適用1年 売り上げ回復せず」というニュースが話題です。 その中で、「警察が摘発した例はまだありませんが」とある点が気になったので調べていたら、2012年に松田政行先生が書かれた「違法ダウンロードに対する刑事罰の導入に関する著作権法の視点」の存在を知りました。 この文書は、違法ダウンロード刑事罰化が施行される前に発表されたものですが、違法ダウンロードに対する罰則規定追加に対して、著作権法の視点での反対意見が述べられています。 その中で幇助者に対する刑事事案に関して、同文書5ページに以下のような記述があります。 ア 民事的請求から刑事罰への立法事実 民事的請求を許容する2009 年改正において、肯定された権利行使は、この3年間一切なかった。違法ダウンロードは無数に存在したのであるが、これを幇助する、そして権利行使可能性が肯定される事案は1件もなかったということが証明されたの

  • 違法ダウンロード刑事罰化は一時的な心理効果しかなかった?:Geekなぺーじ

    昨年10月1日に施行された改正著作権法は、違法ダウンロードに対して刑事罰を追加するというものでした。 2012年10月時点では、違法ダウンロード刑事罰化が日のインターネットトラフィックに非常に大きな影響を与えたものと思われます。 10月1日直前は駆け込みと思える急激なインターネットトラフィック増加が発生し、違法ダウンロード刑事罰化施行直後はインターネットトラフィックが激減していたことが日国内各所で計測されています。 違法ダウンロード刑事罰化でP2Pトラフィック激減? 違法ダウンロード刑事罰化でトラフィックが減ってる それから約1年間が経過しようとしていますが、「インターネットトラフィック」という視点で見たとき、違法ダウンロード刑事罰化は一時的な心理的効果にしかならなかったのではないか、という調査結果が公表されています。 IIJ Internet Infrastructure Revie

  • そもそもネットに書き込む必要ってあるの?:Geekなぺーじ

    ブログに何を書くかとか、ソーシャルメディアに書き込むリスクなどの話題が色々と盛り上がっていますが、そもそもネットに書き込む必要ってあるのかどうかに関して疑問なことも色々あります。 これまでは「積極的に書く」とか「何でも掲載する」というのがトレンドでしたが、そろそろ「書かない」ということに関しても真面目に考え始めた方が良いのではないかという気がしています(何でもネットに掲載するというトレンドは個人的には嫌いです→「情報デリカシー」)。 ということで、この文章は、主に「ブログ」について「特に理由がなければブログを書く必要がないのでは」という視点で語っていますが、ところどころソーシャルメディア全般について語っています。 アテンションを獲得して何がしたいの? 私の以前の記事(知名度ゼロからの「ネット影響力」獲得への道)は、基的に「リアル世界で知名度が必要な業種」とか「中小企業が宣伝を行うため」と

  • 知名度ゼロからの「ネット影響力」獲得への道:Geekなぺーじ

    リアル世界で知名度があまりない人が、「宣伝に使えるのはネットしかないかも。だからネットで影響力が欲しい」みたいな方向で色々と考えていることがあります。 たとえば、知名度がない企業が自社製品を宣伝する手段としてネットに着目している場合や、知名度がない個人がネットを活用してファンを増やしたいといった事例です。 個人であれば、マイナースポーツの選手であったり、作家を目指す人であったり、音楽家を目指す人であったり、アーティストであったり、フリーランスであったり、その他個人で活動を行うような場合が考えられます。 そういった方々が、「Twitterのフォロワーってどうやったら増やせるの?」とか、「Facebookページのいいねを増やしたい」とか、「ネットでファンを増やしたい」とか、「ブログの読者を増やしたい」みたいな質問をすることがあります。 ニュアンスとしては、ネットを使う以外に自分で宣伝を行う方法

  • 我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算(2012年11月時点の集計結果):Geekなぺーじ

    先日、総務省が昨年11月時点での「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算」を公表していました。 我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算 - 2012年11月時点の集計結果の公表 総務省の報道資料には主なポイントとして以下のように書かれています。 ・2012年11月時点の我が国のブロードバンドサービス(注4)契約者の総ダウンロードトラヒックは、推定で約1.9T(テラ)(注5)bpsであり、この1年間で約1.2倍(前年同月比19.1%増)となりました。引き続きトラヒックは増加しています。 ・他方、ブロードバンドサービス契約者の総アップロードトラヒックは、推定で約666Gbps(前年同月比4.1%増)です。 昨年10月に改正著作権法が施行され、違法ダウンロードが刑事罰化された影響で日国内のインターネットトラフィックが激減したのではないかと推測している私としては、総務

  • .inドメイン名停止とwhois公開代行:Geekなぺーじ

    今日(4月30日頃)、一部の人々の間で「うちのWebサイトで使ってる.inの名前解決が出来なくなった!」という悲鳴が聞こえています。 数年前、インドのccTLD(country code Top Level Domain)である「.in」を日国内のWebサービスで使うのが流行しました。 「.in」は「イン」と読めるため語呂が良く、個人が気軽にWebサイトを作ったときに、ドメイン名も同時に登録するというのが流行ったわけですが、そのときにwhoisで世界に向けて連絡先(個人であれば氏名住所電話番号の場合もあり)を公開されるのは嫌だということで、whois情報公開代行サービス(もしくはプライバシー保護サービス)を使うというのが割と一般的に行われていました。 しかし、その.inのレジストリであるINRegistryが、whois情報公開代行サービスを利用しているドメイン名を次々と停止しているよう

  • Cisco、2017年のモバイルトラフィック予測を公開:Geekなぺーじ

    Cisco Visual Networking Index最新版の記者発表会が都内で開催されました。 今回公表されたのは、2012年から2017年までのモバイルトラフィックに関するものです。 こういった発表はアメリカで行われた後に、日向け記者説明会が行われるパターンが多い印象がありますが、VNI最新版発表は日会場で行われつつUstream中継されていました。 日で発表が行われた理由として、日がモバイルインターネットの将来を予測するうえで要となるような地域であることがあげられていました。 発表の途中でも、日におけるモバイルトラフィック成長率は、先進国中で最も大きかったと述べられていました。 今回公表されたVNI見所の紹介は、シスコシステムズ サービスプロバイダー マーケティング担当、バイスプレジデント ダグ・ウェブスター氏より行われました。 今回の個人的に興味を持ったポイントとして

  • 有志の情報発信者は弱い件について:Geekなぺーじ

    ネットにおける情報発信という議論を見ていると、たまに「個人が趣味の延長で記事書くので十分だ」という主張に出会うことがあります。 そういった主張は、たとえば、「マスゴミは潰れろ」の延長線上だったり、「ネット広告で稼ぐのは無理だからあきらめろ」だったりが多い印象があります。 そういった主張を見る度に、「いや、それは危ないよ」と思うわけです。 個人だからこそ自由に振る舞えるメリットもあれば、個人だからこそ危ういデメリットもあるわけです。 個人だと誰も守ってくれない 個人としてネット上で活動しつつ、色々と取材に行ったり、各種調査をしたりという日々を5年ぐらい続けた感想としては、「個人は弱い」という当たり前な話が身にしみています。 個人は個人でしかないので、基的に誰も守ってくれません(組織であれば必ず守ってくれるというわけでもありませんが)。 ネット上であれ、紙媒体であれ、不特定多数に向けて情報発

  • 今年書いた記事で2012年を振り返る:Geekなぺーじ

    はやいもので、2012年も残すところ数日となりました。 年末ということで、今年書いた記事からオレオレ的な2012年を振り返りたいと思います。 「オイラ、職業ブロガーになる!」と宣言してから5年目ということもあり、徐々に経験も溜まってきました。 数年前は海外ネットで話題となっていた記事の紹介が中心でしたが、今年は、取材や調査を積み重ねることによって、世の中に公開されていない情報を記事として公開したり、あまりまとめられていないテーマのまとめ記事執筆に成功したと思えるネタがいくつかありました。 とはいえ、まだまだ自分の修行の足りなさを実感することも多く、来年も色々と頑張りたいと考えています。 来年もどうぞ宜しくお願い致します! 違法ダウンロード罰則規定追加と日のインターネットトラフィック激減 2012年10月1日に、改正著作権法による違法ダウンロード罰則が施行されました。 それによって、日

  • 「国連がインターネットを規制する」と話題のWCIT-12開始:Geekなぺーじ

    「国連がインターネットを規制する」と一部方面で話題になっているWCIT-12が、日ドバイで開始されました。 WCIT-12は、日から14日(金曜日)まで10日間開催されます。 WCIT-12は、国際的な電話網における規制を規定した通信の国際規則であるITR(International Telecommunication Regulations/国際電気通信規則)を改訂するために行われます。 ITRは、1988年にITU(International Telecommunication Union)によるWorld Administrative Telegraph and Telephone Conference(WATTC-88)で規定されて以来、変更されていませんでした。 WCIT(ウィキットと発音)が開催されるのは、ITRを改訂するためにはWCITを開催しなければならないと決まってい

  • 違法ダウンロード刑事罰化でP2Pトラフィック激減?:Geekなぺーじ

    2012年10月1日に改正著作権法が施行され、違法ダウンロードが刑事罰化されました。 以前、公開されているトラフィック情報から日国内インターネットトラフィックが大きく減少していることを書きましたが、10月1日のトラフィック減少に関して国内大手ISP事業者から情報提供を頂きました。 今回頂いたのは、ISP間でのピアリングトラフィックを抜き出してグラフ化したものです。 コンテンツ事業者Peerは10月1日以降も特に変化していないとのことでした。 国際トラフィックは若干減少したそうですが、恐らく海外ISPとの通信が減少したのではないかと推測されます。 今回のデータの意味 今回頂いたデータがISP間でのピアリングトラフィックに限定されているので、グラフの変化が非常に解りやすくなっています。 非常にザックリと表現してしまうと、「日国内ISPでのユーザ間のやり取り」だけを見たグラフと言えます。 国