良く知られたジョークにこういうのがあります。 「いくつもの言葉を話せる人を何と呼びますか?」 「ポリグロット(多言語使用者)です」 「では一ヶ国語しかしゃべれない人を何と言いますか?」 「??????」 「アメリカン(笑)」 母国語が英語でかつ世界最強の国家に住んでいるアメリカ人。彼らが外国語を習得しようというインセンティブを持ちにくいのも当然です。しかし、もうひとつの「アメリカン」である日本人にはそんな言い訳は通用しません。英語がますます「世界語」としての地位を確立しつつある今、何とかしないと取り残される恐れがあります。そこで早期教育によって日本人の英語力を向上させるべき、というのが私の意見です。 しかし、日本ではそれに反対する意見が意外に根強いのです。以下、英語の早期教育に否定的な代表的な三つの意見と、それに対する私の反論を書いてみます。 1)外国語を早い時期、例えば小学生時代から学ぶ