番組制作のために撮影を許可した秘仏の本尊の写真などを書籍や商品に無断使用したとして、香川県善通寺市の「四国八十八ケ所霊場会」と所属2寺院が、新潟県小千谷市の男性写真家に書籍の販売差し止めなどを求めた訴訟の判決で、徳島地裁は20日、請求を一部認めた。 川畑公美裁判長は「寺院の意図に反して写真を公開し、流布することは宗教上の人格権を侵害する」と指摘。一部の写真を使用した書籍や商品の販売などを差し止め、写真やネガフィルム、電子データの廃棄と、2寺院への慰謝料など計220万円の支払いも命じた。
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2018年5月22日 著作権改正国際アーカイブIT・インターネットエンタメ 「改正著作権法をざっくり俯瞰する ~ガンツ先生なら、はたして何点をつけるのか?」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 改正著作権法の全体像 (誰に責任があるかはともかくとして)もう法案なんてどれも通らないんじゃないかと思い始めた矢先に国会が動き、懸案だった改正著作権法もトントンと成立した。条文じたいは、この新旧対照表が一番わかりやすいだろう。今後、より詳細な解説は様々な方が書かれるだろうから、まずは速報的にざっくりと眺めてみよう。 今回は結構盛りだくさんで、大きくいえば、周回遅れが続いていた現実の変化に、何とか制度がキャッチアップしようという姿勢が評価できる改正だ。ただ、同時に後述する「裏改正」なんてのもあって、ちょっと手放しにほめて良いかは複雑な気分の今国会である。 まずは改正の全
2018年5月24日 著作権ゲーム 「ゲーム業界に学ぶオープン&クローズ戦略 ~ゲームバー閉店報道を契機として」 弁護士 橋本阿友子 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 先月、著作権団体から警告を受け、大阪のゲームバー3店舗が閉店すると報道された。 ACCS - 一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会様よりご指摘を受けましたため、ビルとの契約期間満了となる2018年7月29日をもって当店を閉店致します。 長らくのご愛顧誠にありがとうございました。 (「ゲームバー1UP」公式ウェブサイトより引用) 上記は、2018年5月23日現在、「クロノス」が運営する「ゲームバー1UP」「ゲームバーclan」「ゲームバーカティーナ」の3店舗の公式ウェブサイトやSNS上に掲載されている閉店挨拶文である。ACCSは知的財産保護のために活動を展開している団体であり、会員には(株)カプコン、
ある方から、大学の講義で、デジタルアーカイブについて論じる際に、デジタルアーカイブの基本にある考え方・哲学について、最低限知っておいてほしいこと、知っておいてもらいたい取組みを教えてほしい、との相談があって、考え始めたのだけど、とてもじゃないがまとまらないので、暫定版をとりあえず公開しておく。 一応、大学の講義等で活用できるように、ネットで読めたり、現在も新刊で入手できる文献を中心に紹介している。とはいえ、自分の狭い知見の範囲で書いているので、色々と、そこじゃねーよ、とか、むしろこっちだろ、という突っ込み所はあるかと。 1 ハイパーメディア/WWW 明示的に議論されることがほとんどない気がするのだけど、デジタルアーカイブの背景には、アラン・ケイのダイナブックや、ティム・バーナーズ=リーのWorld Wide Webのビジョンが存在している、と思う。何故なら、デジタルアーカイブで、こういうこ
「アーカイヴの味わい(Le goût de l'archive)」──アーカイヴにおける歴史家の経験をめぐる、アルレット・ファルジュによる著書のタイトルである。その経験は大海への水没に似たものに譬えられている。アーカイヴのなかでひとは、資料の巨大な全貌を把握することなどまったくできず、ただそこに溺れるように沈み込むしかない。堆積した資料の束がぴったりと軀に密着してくるような、触覚的なその「味わい」の経験は、濃密かつ官能的でさえある。それがあまりにも充実した身体的喜びであるがゆえに、「何を論じるべきかわからない」という、無力感の混じった疑念が歴史家を続けて襲う。それだけにいっそう、資料に惑溺することへの誘惑は強く、そこから身を引き剥がす「アーカイヴからの帰還」は困難なものになる、とファルジュは言う。 アーカイヴに収集され蓄積された資料に接する経験が、「味わい」という多感覚・共感覚的な奥深い次
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