弁当の主流が、食材でキャラクターや動物を華やかにかたどる「キャラクター弁当(キャラ弁)」から、味や栄養を重視する「地味弁」に変わりつつある。書店の料理本コーナーでも、地味弁の関連本が目に付く。昨年流行した「インスタ映え」の影響もあり、料理界は見栄え尊重の風潮が強かったが、実質重視への転換の兆しもうかがえる。【鈴木梢】 さいたま市の主婦(39)は長女が幼稚園児だった約5年前、「ママ友」の影響でキャラ弁作りを始めた。長女が弁当箱の蓋(ふた)を開けると見せる誇らしげな笑顔を思い浮かべ、早起きして台所に立つことが増えた。長女の要求は「今度は別のキャラクターも作って」とエスカレート。時間と手間が増大し、「もう作れないわよ」と“宣言”した。
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