「中学生日記」最終回の収録をする生徒たち=名古屋市東区のNHK名古屋放送局で2012年2月26日、山田泰生撮影 NHK名古屋放送局制作の「中学生日記」が16日に最終回を迎え、前身の番組を含めて50年の歴史に幕を閉じる。名古屋市や近郊に住む中高生ら5000人以上が出演し、いじめや恋愛など等身大のドラマを紡ぎ、森本レオさんや竹下景子さんら俳優も大勢輩出した名古屋放送局の看板番組だった。NHKは「中学生の支持が得られなくなった」と説明するが、打ち切りを惜しむ声は多い。 「中学生次郎」という題で1962年に放送開始。「高校生時代」などを挟んで、69年からオールドラマ構成の「中学生群像」、72年から現在の「中学生日記」になった。 中学生日記は、総合テレビで全国放送されたが、03年4月から教育テレビに移行。広報担当者によると、数%台を維持していた視聴率が、移行後は1%前後に落ち込んでしまったという。1