親子連れらに20歳の誕生日を祝福されるイルカのラボ=福井県坂井市の越前松島水族館で2016年6月26日午後0時47分、竹内望撮影 生後6カ月の時、ロシアタンカー「ナホトカ」の重油流出事故で命の危険にさらされたイルカの「ラボ」が26日、20歳となり、生まれ育った福井県坂井市の越前松島水族館で祝福された。 海水を引いている水族館に油が流入して目の炎症を起こしたが、神戸市立須磨海浜水族園に一時避難して助かった。油の除去や移送に携わ…
親子連れらに20歳の誕生日を祝福されるイルカのラボ=福井県坂井市の越前松島水族館で2016年6月26日午後0時47分、竹内望撮影 生後6カ月の時、ロシアタンカー「ナホトカ」の重油流出事故で命の危険にさらされたイルカの「ラボ」が26日、20歳となり、生まれ育った福井県坂井市の越前松島水族館で祝福された。 海水を引いている水族館に油が流入して目の炎症を起こしたが、神戸市立須磨海浜水族園に一時避難して助かった。油の除去や移送に携わ…
7月10日に初日を迎える大相撲名古屋場所(愛知県体育館)を前に、力士ら約200人が26日、新幹線で一斉に名古屋入りした。 午後3時過ぎ、色とりどりの浴衣を身にまとった力士たちがJR名古屋駅に降り立つと、びん付け油の甘い香りがホームに漂い、居合わせた旅行客らが「頑張れ」などと盛んに声援を送った。 新十両の大輝(23)は「出稽古(げいこ…
日本一の壁面の高さ186メートルを誇る黒部ダム(富山県立山町、総貯水量約2億トン)で26日、毎年恒例の観光放水が始まった。毎秒10〜15トンの水が噴き出すように流れ出て水煙が上がり、観光客は感嘆の表情を浮かべた。10月15日まで。 管理する関西電力によると、観光放水は夏場に水量が減るダム下流の黒部…
製薬会社「興和」(名古屋市)が生産販売する胃腸薬「キャベジン」は1960年の発売から半世紀以上日本人の胃を整えてきた。 開発のきっかけは、米国で40年にキャベツから発見された「メチルメチオニンスルホニウムクロリド(MMSC)」という胃潰瘍に効く成分。興和の研究員がこれにヒントを得て製品化に成功した。 MMSCは吸湿性が高かったため、当時は珍しかった二重構造の錠剤にし、湿気の進入を防ぐなど工夫を凝らしたという。
長野県の善光寺に2人いる住職の1人で、天台宗「大勧進」トップの小松玄澄(げんちょう)・貫主(かんす)(82)が職員にセクハラや差別的発言をしたとして、善光寺大勧進の信徒総代が25日、「生き仏と言われる僧侶にあるまじき行為。直ちに辞任を求める」とする勧告書を小松貫主に手渡した。 同日に総代会が開かれ、総代12人の総意で勧告書の提出が決まった。勧告書などによると、小松貫主はセクハラやパワハラを受けたとして抗議した大勧進の60代女性職員に対し、小松貫主が昨年8月に不当な担当替えを命令。同10月…
舛添要一・前東京都知事の公私混同問題を巡り、政治資金の支出を事実上野放しにしている今の法令を改めるべきだとの声が、専門家から上がっている。毎日新聞はこれを踏まえ、参院選を戦う主要政党に公私混同の防止策を尋ねた。だが「政治家本人が説明責任を果たすこと」(自民党)など、多くは法令による支出規制に後ろ向きで、選挙の争点となる気配はない。【杉本修作】 国会議員の政治資金の原資は、支援者からの献金(寄付)や政治資金パーティーの収入、政党交付金など。このうち政党交付金は税金で、支出を規制すべきだとの声は強い。舛添氏の場合、国会議員時代に得た政党交付金を自分の資金管理団体に移し、他の収入と混ぜて私的に使った疑いが指摘されてきた。
緑川(左)と加勢川(右)に挟まれる場所に建つ仮設住宅(中央下)=熊本県嘉島町で2016年6月13日午後3時34分、本社ヘリから山下恭二撮影 熊本地震の仮設住宅で、熊本県が建設に着手した嘉島町など3市町の計229戸が、国が洪水時の浸水を想定する区域にあることが毎日新聞の取材で分かった。国の指針は災害想定区域への仮設建設を避けるよう求めているが、3市町は「想定区域が広く、建設適地の確保が困難」などとする。しかし地震で河川の堤防の強度が劣化していることに加えて、同県で6人が死亡した20〜21日の大雨などで堤防の一部が損傷。識者からは安全確保の徹底を求める声が出ている。 仮設住宅は市町村が場所を選んで都道府県が建設する。国は2011年に示した指針で、水害や土砂災害などが想定される区域への仮設建設を原則として避けるよう要請したが、熊本では▽嘉島町8カ所(計159戸)▽熊本市南区富合町1カ所(27戸)
自民、公明両党と憲法改正に前向きな政党を合わせ参院でも改憲発議に必要な3分の2以上の勢力を確保するのかどうか。それが参院選の大きな焦点であるのは間違いない。 だが、少し立ち止まって考えたいことがある。こうした獲得議席の想定計算は参院議員が所属政党の方針通りに動くという前提で成り立っていることだ。 おさらいしておこう。 終戦後、連合国軍総司令部(GHQ)は貴族院を廃止し1院制にするよう求めたが、日本側の要請で2院制は維持された。 当時の担当閣僚は参院に求められる人材は「知識経験のある慎重熟練の士」だと国会で答弁している。期待されたのは衆院の行き過ぎを抑え、補完する「良識の府」。実際、1947年の第1回参院選で当選したのは政党に縛られない無所属の候補が半数近くを占めていた。 直ちに原点に返れとはいわない。しかし、その後、参院が政党化されていった結果どうなったろう。時に「衆院のコピー」と参院無用
太平洋戦争で中止が続いた全国中等学校優勝野球大会が再開したのは終戦からちょうど1年後の1946年8月15日だ。食糧事情は窮迫し、選手は主食の米をリュックに詰め込んで宿舎入りした▲野球用具の不足も深刻だった。試合に使うボールの確保に苦心していた主催者は、大阪の運動用具メーカー「美津濃(みずの)」(現在のミズノ)にも出荷を依頼した。美津濃も原材料不足で本業どころではない。鍋のふたなどを作ってしのいでおり、創業者の水野利八(みずのりはち)は「粗悪なボールしか在庫がない」と断った▲当時、正規の配給で手に入れた質の悪い代用毛糸で細々とボールを製造しており、規格に合う試合球はできなかった。主催者に大会を開けないと泣きつかれた利八は、「投球練習専用ボール・打てばゆがむ」と書き込むことで渋々承諾する▲大会が終わってみれば、闇市からもかき集めたボールの中で、この「投球練習専用ボール」が最もよく飛び、最もゆが
【北京・赤間清広】中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)は25日、北京で初の年次総会を開き、融資業務を本格化させた。注目された第1号融資は4件中3件がアジア開発銀行(ADB)などとの協調融資となり、融資総額も計約5億ドル(約500億円)にとどまった。習近平国家主席が提唱して鳴り物入りで発足した新たな国際金融機関は、まずは手堅いスタートを切ったといえるが、人材不足などの課題も明らかになりつつある。 「新たに参加を希望している24カ国を歓迎したい」。AIIBの金立群総裁は総会冒頭で、加盟国数をさらに拡大させる意向を示した。現在の加盟国数は57。参加を希望する24カ国が加われば81カ国となり、規模では日米が主導するADB(67カ国・地域)を上回る。金総裁は同日の記者会見で「AIIBは常にオープンだ」と日本に参加を呼びかける余裕も見せた。
参院選の候補者(手前)の演説を聞く有権者ら=奈良県生駒市で2016年6月25日午後4時15分、西本勝撮影(一部画像を処理しています) 参院選の公示後、初の週末を迎えた25日、与野党の党首は各地で街頭演説を行い、支持を訴えた。英国の欧州連合(EU)離脱問題による金融市場の混乱を受け、安倍晋三首相(自民党総裁)は「政治の安定」の重要性を訴えた。これに対し、野党は円安・株高に支えられた「アベノミクスの失敗が明らかになった」との批判を展開した。 首相は25日、宮城県岩沼市の街頭演説で「今日本に求められているのは政治の安定だ。こんな時に共産党や民進党に勝たせるわけには絶対にいかない」と訴えた。「経済や為替、金融市場のリスクを懸念している。G7(主要7カ国)と協調して万全を期していく」と語り、世界経済の混乱回避に全力を挙げる姿勢をアピールした。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く