難民選手団の一員で男子90キロ級に出場し3回戦で敗れたコンゴ民主共和国のポポル・ミセンガ=リオデジャネイロのカリオカアリーナで2016年8月10日、和田大典撮影 内戦でコンゴ民主共和国からリオデジャネイロ市に逃れた難民柔道家の2人が五輪の畳に立った。男子90キロ級のポポル・ミセンガ(24)は初戦の2回戦で白星を飾り「コンゴ、世界中の難民に感動を届けられたと思う。とても幸せ」と胸を張った。ミセンガは3回戦、女子70キロ級のヨランデ・ブカサ(28)は1回戦敗退だった。 ミセンガはインド選手との初戦、左腕の関節をきめられても「参った」せず、終了間際に背負い投げで有効を奪った。勝利の瞬間、両手を広げて喜び、会場は万雷の拍手で包まれた。3回戦は敗れたが、ミセンガは「難民だからといって夢を諦めなくてもいい。やりたいことは何でもできるし、勝つこともできる」と笑みを広げた。
バーベキュー4人のうち2人の行方分からず溺れた可能性も 11日午後1時55分ごろ、北海道石狩市弁天町の石狩浜海水浴場に来ていた男性から「2人ぐらいが溺れているようだ」と消防に通報があった。道警札幌北署や小樽海上保安部、石狩消防署などが男性2人を救助したが、いずれも死亡が確認された。海岸には4人分の荷物が残され、海上保安部などは他に2人が溺れた可能性があるとみて捜索している。 札幌北署などによると、現場は海水浴場から北東に約1キロ離れた石狩川河口近くで遊泳区域外の砂浜海岸。2人の男性は海岸から約30メートル沖(水深約1メートル)で見つかった。10代後半から20代前半とみられ、同署が身元の確認を進めている。
御巣鷹の尾根のふもとを流れる神流川に流す灯籠を見つめる折田みきさん(左)ら=群馬県上野村で2016年8月11日午後6時23分、宮武祐希撮影 事故から31年 命日の16年8月12日に 520人が犠牲になった1985年の日航ジャンボ機墜落事故で、父親の村上良平さん(当時43歳)を失った札幌市の小学校教員、折田みきさん(44)は今年も命日の12日に墜落現場の「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)に登る。機内で父が残してくれたメッセージに応えるために。「今年もみんな元気で暮らしています」と−−。 当時、折田さんは中学2年生。千葉県柏市の自宅でテレビを見ていると、搭乗者名簿に父親の名前があることが繰り返し報じられていた。それからはほとんど記憶がない。事故後、両親の実家がある札幌市に引っ越した。
冬のスポーツ「カーリング」のストーンに見立てたたらいに乗り込み、氷上を滑るイベントが11日、大阪市阿倍野区の商業施設「あべのキューズモール」で開かれた。13、14日も開催する。 商業施設が夏休み中の小学生に楽しみながら涼んでもらおうと企画。直径60センチのたらいに座り込んだ子供たちは、約8メートル…
【卓球】女子シングルス3位決定戦でキム・ソンイと対戦する福原愛=リオデジャネイロのリオ中央体育館で2016年8月10日、和田大典撮影 リオ五輪は第6日の10日、女子3位決定戦で福原愛(ANA)はキム・ソンイ(北朝鮮)に1−4で敗れ、メダル獲得はならなかった。 福原は15歳で出場した2004年アテネ大会から4大会連続出場で、ロンドン大会の女子団体で銀メダルを獲得。卓球は1988年ソウル大会から採用され、これまで個人種目はロンドン大…
【日本−スウェーデン】後半、ゴールを決めて仲間と喜ぶ矢島(右)=ブラジル・サルバドルのフォンチノバ・アリーナで2016年8月10日、山本晋撮影 <写真特集はこちら> <リオ五輪 特集ページ> 最終戦でスウェーデンに1―0で勝利 リオデジャネイロ五輪第6日の10日、サッカー男子の日本は1次リーグB組の最終戦でスウェーデンと対戦し、1―0で勝利した。日本は1勝1分け1敗の勝ち点4としたが、4位だった前回2012年ロンドン五輪に続く準々決勝進出はならなかった。 日本は後半20分、左サイドから切れこんだ大島僚太(川崎)のパスに、ゴール前の矢島慎也(岡山)が合わせて先制した。 同組のコロンビアが、既に1次リーグ突破を決めているナイジェリアに2―0で勝利し、勝ち点5で決勝トーナメントに進んだ。 【試合終了】 後半45分+2 【日本】井手口が右サイドからグラウンダーのクロス。しかし、味方には合わない 後
日本最古の登山の痕跡(こんせき)はいつの時代のものか。なんと、縄文時代にさかのぼる。1930年に考古学者、藤森栄一(ふじもりえいいち)が八ケ岳連峰南端の編笠山(あみがさやま)の海抜2400メートル付近で見つけた黒曜石(こくようせき)のやじりである▲縄文人の石器が「狩猟」でなく「登山」の痕跡だというのは、そこがシカやイノシシの生息する標高をはるかに超えていたからだ。貧弱な石器で原始林を切り開き、山頂近くまで達した努力は「当然、登山史の第一ページにあげられてしかるべき」だと藤森は記した▲小(こ)泉(いずみ)武栄(たけえい)著「登山の誕生」から孫引きさせてもらったが、「そこに山があるから……」の名言を思い起こさせる。ともかく山地が7割超を占める日本列島である。住民のなりわいや暮らしにおいても、宗教や精神生活においても、歴史の始まりから山はそこにあった▲で、きょうは新たに設けられた祝日「山の日」で
大阪市東住吉区で1995年に小学6年女児が焼死した火災の再審で大阪地裁は、殺人罪などで無期懲役が確定した母親と内縁の夫だった男性に無罪判決を出した。検察は上訴権を放棄し無罪が即日確定した。 有罪認定の根拠となった直接証拠は捜査段階での2人の自白だけだった。判決は自白全てに信用性だけでなく任意性も認められないとして証拠能力を否定し、自白偏重の捜査を批判した。冤罪(えんざい)の再発防止のため大阪府警と大阪地検は捜査の問題点を徹底解明すべきだ。 判決は取り調べの過程を丹念に調べ、自白を証拠と認めなかった。男性は首を絞められて恐怖心を抱いたり、母親が自供したという虚偽の事実を告げられるなどの心理的強制を受けたりして虚偽自白した疑いがあると結論付けた。放火の実行方法という核心部分は捜査員が誘導した疑いがあるとも指摘した。母親も大声で追及されるなど過度の精神的圧迫を受けて衰弱し、うその自白をした疑いが
国土の7割が森林という日本では、太古から山と人間は深い絆で結ばれている。ある時は生活の糧を得る場として、ある時は信仰の対象とし、近代では登山という楽しみ方で多くの人たちに親しまれてきた。 きょうは「山の日」である。山の懐の広さを再認識する日だ。海の日(7月第3月曜日)に続き自然と親しむ日を増やそうと、2014年に祝日法が改正され、今年から祝日になった。 山の楽しみ方は千差万別だ。「日本百名山」の著者・深田久弥氏が百の頂に百の喜びあり、と語っているが、その通りである。 高さで言えば、3000メートル級から低山まで、形は鋭い山塊からなだらかな山容まで多彩である。単独峰もあれば、延々と続く連なりもある。 登り方もそれぞれだ。難度を追求するスポーツ登山あり。自然との触れ合いを楽しむ人おり。尾根筋の縦走で満足する人がいれば、岩登りなど高度な登山に挑戦する人がいる。体力増強派や健康維持派もいる。 四季
体操界導くリーダー 水鳥寿思 男子強化本部長 最近のスポーツ界は指導者によるパワーハラスメントが相次いで表面化し、指導のあり方が問われている。月刊東京五輪では、新シリーズ「Good Coach 2020へ… (2018年07月16日 23:38) 東京都 五輪関連経費8100億円 新規計上、計2兆1600億円 東京都は26日、2020年東京五輪・パラリンピックの「大会関連経費」として、新たに約8100億円を計上すると発表した。これまで公表されていたのは都と国、大会組… (2018年01月27日 02:54) 都 18年度当初予算案 一般会計7兆460億円 五輪費用を本格計上 前年度比1.3%増加 /東京 都が26日に発表した2018年度当初予算案は、一般会計7兆460億円、特別会計と公営企業会計を合わせた総額は14兆4440億円になった。一般会計は、20年東京… (2018年01月27日
男子団体決勝での内村航平のつり輪の演技=リオデジャネイロのリオ五輪アリーナで2016年8月8日、小川昌宏撮影 体操男子で個人総合の王者は「キング・オブ・ジムナスト(体操の王者)」と表現される。内村航平(27)=コナミスポーツ=は19歳で銀メダルに輝いた2008年北京五輪後、個人総合は国際大会で負けていない。海外勢も敬意を込めて「キング」と呼ばれている。12年ロンドン五輪を挟み、世界選手権は前人未到の6連覇。10日午後4時(日本時間11日午前4時)から行われる個人総合で五輪連覇も達成すれば、この種目では1968年メキシコ五輪、72年ミュンヘン五輪を制した加藤沢男以来、44年ぶりの快挙となる。 内村は「体操はただ勝てばいいスポーツじゃない」と記録や称号にこだわっていない。リオデジャネイロ五輪では念願だった団体総合で04年アテネ五輪以来となる金メダルを奪還した。内村は6種目全てにおいて理想の体操
【リオ五輪・男子7人制ラグビー】ケニアに勝ち、笑顔で観客の声援に応える選手たち=リオデジャネイロのデオドロ競技場で2016年8月10日、三浦博之撮影 【リオデジャネイロ芳賀竜也】リオデジャネイロ五輪第6日の10日、ラグビー7人制男子1次リーグC組最終戦で、日本はケニアを31−7で降し、通算成績を2勝1敗とした。勝ち点4で並んでいた同組の強豪・ニュージーランドが首位の英国に19−21で敗れたため、日本は2位で準々決勝に進んだ。 「日本らしさ」生かした攻撃 ニュージーランド戦で金星を挙げた日本が、第3戦ではケニアを圧倒して1次リーグ2勝目(1敗)を挙げた。1次リーグの全3試合で「日本らしさ」を生かした攻撃を安定して出せている。 ケニア戦でも前半1分、グラウンドの横幅いっぱいを使う展開攻撃で、何度も相手の防御を左右に振り回した。羽野が空いたスペースを突き、ノーホイッスルトライで先制。攻撃の勢いは
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