インドに引き続き、パキスタンも弾道ミサイル発射実験を実施しました。 射程は2,500〜3,000kmと伝えられていて、中距離弾道ミサイルに分類されます。発射場所がどこであれ、インドの全域を射程に収められますね。弾頭は核と通常型いずれも搭載可です。 (パキスタン中部のサルゴダを発射点として射程2,500〜3,000km圏) 発射された弾道ミサイルは、「シャヒーン1A(ハトフ4)」。射程750kmの短距離弾道ミサイル「シャヒーン1」の改良型とされています。 今回のシャヒーン1Aの実験は、2年ごとの中距離弾道ミサイル発射実験計画の一環ととれなくもありませんが、やはり先日のインドのアグニ5発射を受けてのリアクションと見るのが妥当です。インドのアグニ5は狙いが対中国であるために、パキスタンも当初はとりたてて反応しませんでしたが、国際社会だけでなく当の中国までもがアグニ5の発射実験を事実上黙認したこと