「ソーシャルネットの広がりで、マーケティングで重要なものがインプレッション(印象)からエクスプレッション(表現)に変わった。スマートフォンの普及がそれを加速している」。日本コカ・コーラの江端浩人iマーケティング バイスプレジデント兼ジョージアIMCリーダーは2011年4月19日、「ビジネススマートフォン カンファレンス 2011」の基調講演で最新のマーケティング事情を語った(写真)。 江端氏は、既存メディアの影響力が低下する一方、ソーシャルメディアの普及などでインターネットを使った消費者同士のつながりが強まっていると指摘する。「YouTubeにアップされている動画を分析したところ、昨年1年間でコカ・コーラ関連の動画は約1億4600万回見られていた。そのうち、コカ・コーラ社自身が作った動画の視聴数は約2600万回。約1億2000万回は消費者が作った動画の視聴数だった」。 消費者が自らの表現と