セキュリティブログに、2012年のセキュリティ予測が見られるようになってきた。今回は米ウェブセンスが発表した2012年の予測を紹介する。同社は、ソーシャルメディアIDの窃取、スマートデバイスを狙った攻撃など7項目の予測を掲げている。 サイバー犯罪者にとって、ユーザーのクレジットカードよりソーシャルメディアIDの価値が高くなり、オンラインフォーラムでソーシャルメディアの機密情報が売買されるようになる。ソーシャルメディアのログインが乗っ取られると、そのユーザーの友達もサイバー犯罪者にだまされる危険性がある。最も重大なAPT(Advanced Persistent Threat)攻撃で使われる複合的攻撃手法は、特にソーシャルメディアの友達、モバイルデバイス、クラウドを介して実行される。すでにウェブセンスは、ソーシャルメディアのアカウントを乗っ取ってチャット機能を利用するAPT攻撃を1件確認してい