福井県の医薬品メーカーが製造した水虫などの治療薬に睡眠導入剤の成分が混入していた問題で、会社は処方されたすべての患者に30万円の見舞い金を支払うとともに服用によって生じた健康被害や事故への補償などを行うことを明らかにしました。 福井県あわら市の医薬品メーカー「小林化工」は、12月4日、水虫などの真菌症の治療薬として製造・販売している飲み薬「イトラコナゾール錠50『MEEK』」に睡眠導入剤の成分が誤って混入していたと公表し、自主回収を進めています。 会社は17日会見を開き、睡眠導入剤の成分が混入した薬を処方されたすべての患者に対し、服用したかどうかに関わらず一律30万円の見舞い金を支払い、服用によって生じた健康被害があった患者への治療費の支払いや交通事故への補償も行うと発表しました。 また、薬の専門家や弁護士からなる第三者の調査委員会を設置し、原因究明に向けた調査などを行うとしています。 一