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ブックマーク / heatwave-p2p.hatenablog.com (53)

  • 帯域規制:ISPは「使い放題」などと喧伝していたか - P2Pとかその辺のお話@はてな

    ずっと気になってたこと。「使い放題っていっときながら当に使い放題使ったら規制かよ!ふざけんな!」って意見を聞いたりすると、まぁ、そうだよなぁと思うし、実際使い放題って触れ込みで加入したのに、P2Pに関しては使いたい放題どころか使いたいように使えない状況もあるわけで、やっぱりおかしいよなぁなんて思ったりもする。 まぁ、ただその一方でISP側にも限界がある、というのは理解できなくもない。当に使い放題使われたら、やってはいけないわけでね。だから、ことさらにISPを腐すつもりもないのだけれど、ただ、実際に「使いたい放題って言ってただろ!」と主張されているようなことが当にあったのかどうか、それをちょっとだけ検証してみたい。確かに私としてもそういった謳い文句を目にした覚えはあるのだけれど、その記憶にどれだけの自信があるかというと、少し心もとない。そんなわけで、調べてみた次第です。 答えだけ先に言

    帯域規制:ISPは「使い放題」などと喧伝していたか - P2Pとかその辺のお話@はてな
  • 我々が音楽に払うもの:Paying Money or Attention - P2Pとかその辺のお話@はてな

    前回紹介した秒刊SUNDAYの「もうCD買わなくていい!フリーの音楽共有サイト集45個」のブックマークページにこのようなコメントがあった。 kori3110 知らん音楽と出会える場所は貴重だけども、それで好きになった音楽に金を払う余裕すら持てないような人生は嫌です。自分の思いをお金でしか表明できないなら迷わずそうするよ。 私もこの意見には同意したい。そしてさらに思うことは、「自分の思いを」お金以外の形で表すことも重要な時代となった、ということ。そしてそれは、自らの楽曲をCreative Commonsライセンスを利用してFreeに提供している人たちが望んでいるものでもある。そうした人たちは、好むと好まざるとにかかわらず、それを得るために無料で楽曲を提供し、自由に共有することを許す。 Paying Money 欲しいと思った音楽を手に入れる、そのためにはその音楽を*1購入しなければならない、

    makou
    makou 2008/06/23
  • 商用可能なCCライセンスで楽曲を提供する理由:「名もなき存在でいること、それが本当の敵だ」 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    私がJamendoで出会ったアーティストの中に、Josh Woodwardというアーティストがいる。お気に入りのアーティストの1人で*1、きっとBelle & SebastianとかBen Fold Five - Ben Folds、Semantics - Owsleyのあたりを好きな人ならきっと私と同じようにグッとくるだろう。 彼はJamendoのみならず、多数のサイトで自らの音源をフリーで提供しており、彼自身のサイトでは彼がリリースしたすべての楽曲を公開している。こちらもフリーである。4月には2枚組の最新アルバム『The Simple Life』を公開しており、こちらもお勧めしたい。 そんな、自由な音楽に非常に理解を持っている彼が、4月にポストしたブログエントリが非常に興味深いものとなっている。そこでのテーマは、なぜ彼がCreative Commonsライセンスにて営利利用を許諾するに

    商用可能なCCライセンスで楽曲を提供する理由:「名もなき存在でいること、それが本当の敵だ」 - P2Pとかその辺のお話@はてな
    makou
    makou 2008/06/06
    継承を一種の宣伝としてポジティブに解釈したCCライセンスの活用法。
  • 1枚3,000円のCDが売れたときのJASRACの取り分 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    どうも「CDが高いのはJASRACがぼったくってるせいだ」と思っている人がいるようだ。痛いニュースなんかを見ていると、とりあえずすべての原因はJASRACだ、みたいな人が多いなぁと。私もJASRACは問題の多い組織だという印象を持っているけれど、かといってやることなすことすべてがおかしい、何か問題がある、という絶対的な悪の組織というわけでもないだろう。 ということで、CD1枚売れたときのJASRACのいわゆる「搾取」っぷりを考えてみるよ。 CD1枚につき… JASRACはCD(オーディオ録音)における音楽著作権料として6%の音楽著作権使用料を設定して徴収している。CDが1枚3,000円だとしたら、 3,000円 * 0.06 = 180円 これが音楽著作権使用料として徴収される。JASRACはここから6%を著作権管理料として差し引く*1。 180円 * 0.06 = 10.8円 ということ

    1枚3,000円のCDが売れたときのJASRACの取り分 - P2Pとかその辺のお話@はてな
  • あなたの気分は何色?選択した色で音楽をレコメンドする音楽配信サービス『Guitarati』 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    その時々の気分を色で表したり、感情的な意味合いを色に持たせたり、人にとって色は、感情的、気分的な状態を示すものでもある。 『Guitarari』は、ユーザの選択した色でその人のそのときにあった音楽をレコメンドしてくれる音楽配信サービス。 このトップページの水玉の中から今の自分のムードにあった色をクリック。 すると、その色にあった楽曲をリストしてくれる。このとき表示されるものは必ずしも選択した色そのもののイメージに合った楽曲だけではなく、その周辺色に関連付けられた楽曲もレコメンドされる。ただ、"Lighter"や"Darker"を選択するとリストをもう少し絞ることもできるし、それぞれのジャンルで絞り込むこともできる。 楽曲の価格はほとんどのものが0.99ドル*1。視聴は2種類から選択でき、通常の音楽配信サービス同様の30秒間のサンプルストリーミング視聴、全編を通して聞けるフルストリーミング視

    あなたの気分は何色?選択した色で音楽をレコメンドする音楽配信サービス『Guitarati』 - P2Pとかその辺のお話@はてな
    makou
    makou 2008/04/10
    色でセレクトするのは以前もあったが、それとは別かもしれない。
  • ファイルの転送、共有、公開に便利な12のフリーアプリケーション - P2Pとかその辺のお話@はてな

    TorrentFreakにて、BitLetがCNET,comが主催する「WebWare 100」アワードのユーティリティ&セキュリティ部門でファイナリストに選ばれたよ、という記事から、このWebWareアワードのユーティリティ&セキュリティ部門を眺めてみたのだけれど、高機能なファイル転送、共有サービスがラインナップされていて非常に興味深い。Amazon S3といったサービスなどもノミネートされているのだけれども、ここではこの中から、無料で利用でき*1、一般のユーザが使えそうなファイル転送、共有、公開のために利用できるアプリケーションをいくつか紹介しよう。ここでの紹介は簡単なもので済ませているので、より詳細な情報に関しては、それぞれの項目にある解説リンク、または公式サイトで確認していただきたい。 BitTorrent いわずと知れた、BitTorrentクライアントの家。Webware 1

  • 音楽産業のシステムは複雑だから単純化しちゃいけないのでは? + CD売上の内訳(補足) - P2Pとかその辺のお話@はてな

    とりあえず、昨日のエントリの補足とコメントへの返信です。 はてブ上で、CD売り上げの内訳は?という声がいくつかありましたので、それについて補足です。 CD売り上げの内訳 CDの内訳を・・・というご意見が多かったので、こちらのリンクを紹介します。私の認識としては、こちらのものにしたがっているという感じです。リンクなんかも充実してますね。 CD売上げの純利益・内訳 あと、音楽制作者連盟の発行しているフリーペーパー「音楽主義」の第17号にも内訳が掲載されています。 音楽制作者連盟|音楽主義|TOP 「最新号を読む」で読めます。もしくは以下のリンクで当該ページを直接読めます。 音楽主義 #17 p56-57(RealRead Viewerが立ち上がります。) 他にも調べてみると・・・ CD価格の内訳 3,000円の音楽CDアルバムが売れると、各関係者間でのその取り分は何%づつになるのでしょうか。

    音楽産業のシステムは複雑だから単純化しちゃいけないのでは? + CD売上の内訳(補足) - P2Pとかその辺のお話@はてな
  • JASRACがアーティストから搾取しているという誤謬 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    アーティストはJASRACから搾取されている、という批判をよく耳にするけれど、かなり違和感を覚えたりする。その第一の理由としては、JASRACとアーティストが直接著作権の信託契約を結んでいることはほとんどないということ。他によく耳にする批判として、JASRACが音楽の流通を阻害しているのだ、JASRACはアーティストの敵だ、という感じのものがあるのだけれど*1、音楽配信やネットラジオで音楽の利用がうまく進まず、それによって利益が生み出されない状況はアーティストの不利益でもあるとは思っているものの、それが主としてJASRACのせいだとは思えないんだよね。この辺のことを考える上では、JASRACの管理する音楽著作権と、JASRACの管理していない著作隣接権を分けて考える必要がある。 音楽著作権と隣接権の問題って、作詞作曲者とマネジメントとの契約、演奏者とマネジメントとの契約、マネジメントと著作

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  • Yahoo!知恵袋:自分の感情を説明してもらうための質問 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    昨日の続き。回答者がべストアンサーを選んでいるんだけど、これが非常に興味深い。 「私だけでしょうか」メソッドは、他者の賛同を得るためのものとして用いられるのかなと思ったんだけれども、今回の一件はそれだけではないように思える。この質問者は賛同を得たいというよりむしろ、自らの感情を正当化できる理由で説明してほしい、という意図があったのではないだろうか。 質問の内容をもう一度見てみると、具体的な出来事の記述(ただし主観の強い観察であるために曖昧さや恣意的表現となっている)や比較的低次の感情(不快感や馴れ馴れしさという感覚)の説明が多く、抽象性に欠ける。おそらく、その点が読み手の多様な解釈・反発を招いているのだと思われる*1。 ただ、その抽象さの欠如は、質問者自身の認知を不安定なものとしており、それをより安定させたい、という理由で質問しているのだと思われる。つまり、『誰か私の感情を説明して』と。

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    makou
    makou 2008/02/24
    「「馴れ馴れしくありがとうという人」に対してネガティブな印象」→「ステレオタイプ的な思考」/「感覚の問題ではないのだ、という正当化」
  • 鼻歌を歌っていたら著作権団体が・・・ - P2Pとかその辺のお話@はてな

    なんてのは、皮肉でよく聞くよね。鼻歌を歌っていたらJASRACが来る、なんてジョーク(まぁ実際にはありえない話だけれど)。 面白いことにこの手のジョークは日だけじゃないらしい。 The Record Industry's Copyright Crackdown Continues 「おい、手を上げな!」「お前さんが歌ってた歌は俺たちのもんだぜ!」 と著作権ポリスのRIAAがシャワーを浴びながら鼻歌を歌っていた人に銃を突きつけて言っているという絵。 Dan Wassermanという人の風刺画なんだけど、ちょっとやりすぎじゃないの?というところまできているRIAAに対する皮肉かと*1。 まぁ、RIAAが著作権侵ユーザに対する施行を行うこと自体は否定していないけど(むしろ最低限行われなければならないと思っている)、やりすぎれば、こんな風に一般の人にすら笑われれる結果に終わるわけで。 といっても

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    makou
    makou 2008/02/24
    「こうした批判が怖いのは、批判が一人歩きしてしまい、結局は何が悪いのか把握していないままに、批判を繰り返すことにもなりかねない、ということ」
  • 著作権は権利者のわがままだとは思わないけどなぁ - P2Pとかその辺のお話@はてな

    権利なんてものはたいてい権利者のわがままを法的に実現したものに過ぎないのではないのか? だからこそ権利と義務が表裏一体なのではないのか? そう考えたとき、著作権者にどれだけの義務が課せられてるだろうか。 売れないは再販されない、作り続ける義務も無い。しかし次々と未成年や一般市民を巻き込んで権利を──わがままを主張する。 狐の王国 著作権違反に罪悪感が無いのは、知財がわかりにくいからじゃね? 個人的には、著作権をそんなに強い権利としては見ていないので、著作権には義務が付随するとは必ずしも思ってない。 はっきり言って知財はわかりにくい。それでも否応なしに未成年や一般市民を巻き込んでしまうのが著作権だ。 理解しがたいものだからこそ、それによって不利益を被らないよう著作権者以外の利用を制限するんじゃないかな。 言わば消費者の恩情によって飯をわせてもらってるわけである。 そして料と違って、著作

    著作権は権利者のわがままだとは思わないけどなぁ - P2Pとかその辺のお話@はてな
    makou
    makou 2008/02/09
    「著作権って社会が必要と判断した部分で保護されるべきものだと思ってるから、それを超えて過剰な保護がなされている、求められている(たとえば産業保護的なもの)のだとしたら、そういうものには反発するし、それ
  • 二次創作は模倣に過ぎないのか?:岡本太郎が突きつけた挑戦状 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    先ほどの、OpenPostのエントリの最後に記すつもりだったのだけれども、書いているうちにエキサイトし、大幅に脱線してたので、別エントリとしてあげることにする。 芸術は、つねに新しく創造されなければならない。けっして模倣であってはならないことは言うまでもありません。他人のつくったものはもちろん、自分自身がすでにつくりあげたものを、ふたたびくりかえすということさえも芸術の質ではないのです。このように、独自に先端的な課題をつくりあげ前進していく芸術家はアヴァンギャルド(前衛)です。これにたいして、それを上手にこなして、より容易な型とし、一般によろこばれるのはモダニズム(近代主義)です。 今日の芸術―時代を創造するものは誰か - 岡太郎 私はこの言葉が好きだ。私と岡太郎が見ているところは異なるのかも知れないが、私はこの言葉をもって岡太郎が模倣そのものを否定しているとは思わない。岡太郎が

    二次創作は模倣に過ぎないのか?:岡本太郎が突きつけた挑戦状 - P2Pとかその辺のお話@はてな
    makou
    makou 2008/02/04
    「「今日」は「過去」の価値が「そのまま」維持できる時代にはない」
  • 二次創作の機会と場を提供するだけで人があつまるわけではない - P2Pとかその辺のお話@はてな

    手塚治虫のあらゆる創作物を、期間限定で合法的に二次利用可能とし、広く一般から作品を募るという超画期的な試みが「人知れず」行われている。 経済産業省の委託により、日動画協会と映像産業振興機構が共同で立ち上げた「オープンポスト(OpenPost)」というコンテンツ投稿サイトプロジェクトだ。 この試みが来社会に与えるべきインパクトのデカさが、世間に全くと言っていいほど伝わってない。 音極道茶室: 手塚治虫の「全作品」が合法的に二次利用可能という画期的試みもスルーされまくりという日の悲劇 音極道の人は、この原因を告知宣伝不足と投稿規程のわかりづらさにあると考えているみたいだ。 ただ、私はこのOpenPostを知っているし、おそらく多くの人が知っている、もしくはその記事を目にしたことがあると思う。 そのときの記事がこれ。 「アニメの2次創作、権利者と一緒にビジネス化しませんか」――アニメ製作会

    二次創作の機会と場を提供するだけで人があつまるわけではない - P2Pとかその辺のお話@はてな
    makou
    makou 2008/02/04
    「キャンダラスなことをして二次創作者を挑発し、利用者を楽しませる、そうでもしない限り、この機会を利用し、楽しむ人はそれほど現れないだろう。」