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ブックマーク / www.kanzaki.com (2)

  • コントラバスのハーモニクス

    コントラバスは倍音が豊かでハーモニクスが良く響くので、近現代の曲ではしばしば効果的に用いられます。しかし、普段あまり見慣れない音符であるため、混乱してしまうことも少なくありません。ここで、記譜と実音の関係を整理しておきましょう。 ハーモニクスの基 弦楽器のハーモニクス(harmonics、またはフラジオレット flageolet)は、弦の一点に軽く触れて弾くことで、基音(弦の長さ分の振動)を抑えて倍音のみを響かせる奏法です。倍音の振動の節となるポイント、すなわち弦長の1/2、1/3、1/4…の位置に触れて演奏します。高い音が出せるだけでなく、指を触れたところが振動の腹となる倍音の響きが抑制されるため、透明感のある特殊な響きが得られます。 バイオリンなどでは、あらかじめ1の指で弦を押さえてから別の指で節点に触れる人工ハーモニクスも用いられますが、コントラバスでは(普通は)開放弦を使った自然

  • 音楽雑記帖 - CDが74分なのは

    CDの74分という一見中途半端な収録時間は、当のところはどうやって決まったのか。俗にカラヤンが「第九の入る長さにせよ」と述べたからと言われるわけだが、カラヤンの第九はどの年代を見てもほぼ66分台だから、少なくとも「“自分の演奏”の入る長さを要求した」という説は怪しげだ。フルトベングラーの第九はどれも74分前後なので、むしろこちらを根拠にしたがる俗説もあるのだが。 森芳久著『カラヤンとデジタル こうして音は刻まれた』(改訂版1998-04-27, ワック出版部, ISBN:4-948766-07-0)は、ソニーでCDの規格が開発される過程を記し、そこでカラヤンがデジタル録音の普及に重要な役割を担ったこと、フィリップスの11.5cm=60分フォーマット案に対しソニーが「74分あれば99%の音楽が全部、オペラの場合は1幕が、切れ目なく入れられる」ことを調査して12cmを主張したことなどを説明す

    makou
    makou 2007/08/19
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