暗渠(あんきょ)に興奮する。 暗渠は、水路につくられたトンネルのようなもの。用水路や川沿いを歩いていて、突然水路がコンクリートの地面の下にもぐるような場所がそうだ。 入り口を覗くと、中は昼でもまっ暗で、ただごうごうと水の流れる音だけが聞こえたりする。ちょっと怖い場合もあるけれど、でもその先がどこへ通じているのか確かめたい、とも思ってしまう。 なので、もぐってきました。 (三土たつお)
山梨県の東部にある大月市には、たくさんの水力発電所が存在する。 特に桂川(相模川水系)沿いに多く、 付近に行けば水力発電所のパイプをよく目にすることができる。 そんな大月市の水力発電所の一つ、 八ツ沢発電所は明治45年に営業を開始したとても古い発電所。 当時の最先端技術と人海戦術によって作られたその導水路は、 優れた産業遺産として国の重要文化財にも指定されている。 あと数年で営業開始100周年。 そんな歴史ある八ツ沢発電所の導水路を、取水口からたどってみた。 (木村 岳人) スタート地点は駒橋発電所 水力発電の基本的な仕組みは、 高いところから水を落として水車発電機を回し、 電気を作るというもの。 ということは、当然ながらその落とす為の水が必要となるのだが、 八ツ沢発電所は上流にある駒橋発電所から水をいただいている。 駒橋発電所で発電に使った水を、水路を通して八ツ沢発電所にまで引っ張ってい
バカと煙は高い所が好き、とよく言う。自分がバカかどうかは後生の人の判断に委ねるけれど、高い所は好きだ。でも、高い所に負けず地下も好きだ。特に地下街。どこか息苦しいけれど、店がギュッと詰まってる感じと、照明も普通の商店街と違う暖かな感じ。 日本に出来た地下街の最初の3つがまだ現存しているという。しかも全てが東京都内。しかもどれも結構古い!日本のいろんな光景を見てきたであろう地下街を訪ねてみましたよ。 (大坪ケムタ) 日本最初の地下街・神田須田町ストア 最初に向かったのは神田にあるという日本最初の地下街である「神田須田町地下鉄ストア」。オープンしたのが1932年(昭和7年)というから74年前だ。日本最初の地下鉄である「東京地下鉄道」が上野~新橋間に開通した際後に誕生したという。 現在も東京メトロ銀座線として使用されており、地下街も残っているということ。いざ神田駅に到着し、地下鉄近辺を見回すも地
フレンチトーストのことを考えただけで顔が弛む。 卵と牛乳をたっぷり吸い込んだパンの表面は香ばしく焼かれ、中はふんわりと柔らかい。メープルシロップの自然な甘みと、バターの塩っ気が織りなす絶妙のハーモニー。 …ああ、なんて素敵な食べ物なんだろう。実は最近、ファミレスに行ってはフレンチトーストばかり食べている。弛んだ顔が元に戻らないくらい食べまくっている。 しかし、いい加減ファミレスの味にも飽きてきた。そろそろ私だけの、私好みのフレンチトーストを作るべき時が来たようだ。 (高瀬 克子) 人を弛緩させる食べ物 まずは普段食べているフレンチトーストの姿をカメラに収めようと、仕事の帰り、某ファミレスに寄ってみた。 ついでに自分の姿も撮ってもらったわけであるが、それにしてもフレンチトーストという食べ物は、どうしてこうも人の顔をだらしなくさせるのだろうか。
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