弘南鉄道大鰐線の「西弘前駅」と「城南駅」が1日から、それぞれ「弘前学院大前駅」と「聖愛中高校前駅」に駅名が変わった。住民から「寂しくなる」との声も出る中、駅構内の案内板が書き替えられたり、運賃表示の駅名を変更するなどの作業が着々と進んでいる。しかし、地元商店街では「逆にアピールのチャンス」と前向きにとらえ、学生の街「西弘」の活性化につなげたい考えだ。 同線の14駅では、駅窓口にある料金表示の駅名がすべて変わった。また、新駅では切符に押印するはんこも変更された。 複数の高校の生徒が利用する聖愛中高校前駅では、聖愛高の生徒が「学校の所在地がはっきり分かるようになるので、便利になると思う」と話した。 弘前学院大前駅では、業者が構内に設置された案内板の表示を書き替える作業を行うと、沿線住民らが「にしひろさき」の文字が書かれた看板が白いペンキで塗りつぶされるのを寂しげに眺めていた。また、駅の看
「三忠食堂本店」の厨房(ちゅうぼう)で黒沼三千男さんが津軽そばを作る。煮置きのそばは3日は持つという そばは「三たて」がうまい、といわれる。挽(ひ)きたて、打ちたて、ゆでたてだ。“常識”のように思っていたが、生半可だった。あっさり覆されたのである。 青森県西部の津軽地方。この地では、そばは「煮置き」が一般的という。ゆでてから半日以上も寝かせる。そんなそばがうまいのか。最初は半信半疑だった。 津軽藩の城下町、弘前を訪れた。JR弘前駅から15分ほど。肌を刺す寒さの中を歩き、一軒家の食堂に着いた。「三忠食堂本店」。ごく普通の大衆食堂だが、百年の歴史がある。4代目店主の黒沼三千男さん(59)が、「津軽そば」を出してくれた。 小ぶりの丼に入ったかけそばを、すすった。腰がないなんてもんじゃない。驚くほど柔らかい。はしでつまむと切れるほどだ。そして、何ともいえない大豆の香りがふわり。実に優しい味だった。
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