九月に就航した天草エアライン(熊本県天草市)の神戸-熊本便の十月の月間搭乗率が九月に比べ約36ポイント減少したことが、神戸市の調査で分かった。メディアへの露出が減ったほか、運賃割引制度のPR不足が要因という。同社は「採算は維持している。帰省の機会が増える年末年始にかけ知名度を上げたい」としている。(安福直剛) 神戸-熊本便は九月四日に開設。二〇〇七年六月に日本航空(JAL)が休止して以来の「復活」で、三十九人乗りの小型機「ボンバルディアDHC-8-103」が一日一往復就航している。 九月は就航記念として運賃が片道一万円(通常一万八千五百円)に抑えられたこともあり、搭乗率は85・9%と好調だったが、十月は49・3%と激減した。 JAL時代の同便搭乗者数は一カ月平均約三千人で、天草エアラインの月間提供座席数(二千強)を十分に満たす需要が見込まれるが、天草エアの知名度不足や、一機しかなく需要に見