名物「あんバター」復活―。盛岡市長田町の福田パン(福田雅年社長)は、世界的なバターの品薄と価格高騰の影響で昨年5月からマーガリンに切り替えていたパン3種を、今月から市民の要望に応えてバターに戻した。 復活したのは、看板商品の「あんバター」と「ジャムバター」「ピーナツバター」。 マーガリンへの切り替え以来、市民から「早くバターに戻してほしい」という声が相次いでいたため、油脂メーカーの協力を得て復活。独特のコクが1年2カ月ぶりによみがえった。 同市黒石野3丁目の専門学校生阿部悦美さん(20)は「懐かしい味に戻り、とてもおいしい」と笑顔を広げた。 昨年のバター高騰は投機資金の流入が原因とされるが、今年も価格は高どまりとなっている。同社の福田潔専務は「パン屋にはどうにもできないことだが、市民に親しまれたパンをずっと販売できるよう世界経済の安定を望みたい」と話している。 【写真=市民の声に応えて復活
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