大船渡市のさいとう製菓(斉藤俊明社長)製造の菓子「ゆりかもめの玉子」が22日から都内で発売される。昨年始まった東京タワーで大船渡産サンマを振る舞うイベントをきっかけに生まれた商品。新たな東京名物として注目が集まりそうだ。 東京都の鳥ユリカモメの名を冠した商品はチョコレート、カステラ生地、黄身あん、練乳の4層が絶妙な味わいだ。 形は本県の土産物として有名な「かもめの玉子」と同じだが、少し酸味を増すことでうまみを増した。箱にはイメージキャラクター「ゆりたまちゃん」を描いた。 昨年初開催した「三陸・大船渡東京タワーさんままつり」の実現に協力した六本木探検隊のメンバーと考案した商品で、東京タワーやはとバスなどでの販売を予定する。 大船渡サンマソングを歌うアカペラカルテットXUXU(しゅしゅ)も「ゆりかもめの玉子イメージソング」を制作。商品内のしおりに掲載されるほか、コンサート会場でも販売する。22
県交通(盛岡市、山下勉社長)と県北自動車(同、三船博敏社長)は、1社のバスカードで相互に乗車できる「共通乗車」の取り扱いを2010年3月末で終了する。「経営環境の変化」が理由で、それぞれの車両のみで使えるバスカード発行は継続する。両社の路線バスが運行する盛岡地域などの一部利用者は不便になりそうだ。 これまで県交通、県北自動車がそれぞれ発行するバスカードで互いの車両に乗車できた。両社によると、来年4月1日以降は県交通のカードで同社と早池峰バス、奥州市営バスのみ、県北自動車のカードで同社と岩泉自動車運輸のみの利用となる。 バスカード共通乗車は1年契約。県交通と県北自動車は9月の契約期限後も更新について協議してきたが、継続は困難との判断になったという。背景には県北自動車が民事再生手続きに入り、新しい経営体制に移行することがあるとみられる。 単独運行する路線の利用者に大きな影響はないが、両社がほぼ
前宮古市長で医師の熊坂義裕さん(57)は24日、同市和見町に私設の図書室「くまちゃん健康図書室」をオープンする。医学専門書、哲学書などを含む5千冊をそろえ、市民にも開放。「自由に本を読んでもらい、知識を深めてほしい」と呼び掛けている。 くまちゃん健康図書室は自身が理事長を務める熊坂内科医院そばの後援会事務所だった建物の一部約50平方メートルに本棚を設置するなど改装した。 図書室は月―金曜日の午後1時から同6時まで開館。収蔵書籍は医療・福祉関係や哲学、文学など約5千冊からスタートする。「新たにそろえた本も多い。哲学、文学関係の本を選ぶにあたっては金沢大文学部で哲学を専攻した長男にアドバイスをもらった」という。職員1人が常駐し、医学専門書以外は無料で貸し出す。 図書室の開設は1年ほど前から考えていたという。熊坂さんは「医師、市長時代から空き時間を見つけては多くの本を読んだ。自分が読んで多くを学
日本航空(JAL)の名古屋(中部国際)線廃止検討が表面化し、花巻市の花巻空港では17日、路線の利用者から不安の声が相次いだ。動向次第でツアー設定の見直しなどが迫られる旅行代理店などもJALの判断を注視している。 花巻―名古屋線は1日2往復で、花巻の発着時刻は午前9時台と午後5〜6時台。日帰りや翌日の早い時間帯での帰りが可能な設定だけに、仮に路線が廃止されれば、ビジネス客らへの影響は避けられない見通しだ。 北上市の自動車関連会社の営業男性(36)は今年に入り、名古屋線を既に10回程度利用。「電話やメールがあっても、現地に出向いての情報収集は欠かせない。宮城県へのセントラル自動車の進出も控え、新たな関係づくりもしたい。名古屋線は必要だ」と表情を険しくする。 年に1、2回、名古屋市にいる長女や孫に会うため飛行機を使うという二戸市の沢藤福穂さん(63)は「新幹線は乗り換えが重労働。名古屋に飛ばない
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