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ブックマーク / newsweekjapan.jp (10)

  • 外弁慶の日本アスリートたち、内向きの「喝」はスルーが勝ち?

    ワールドカップ予選リーグが佳境を迎える一方で、野球のメジャーリーグは交流戦の真っ只中、バスケのNBAファイナルは実にドラマチックなレイカーズの連覇劇となるなど、この6月の後半は正にスポーツたけなわの季節というところです。アメリカで色々な中継を見たり、観戦をしたりしている私には、とりわけこの週末は日人選手の活躍が目につきました。 まず、W杯の予選第2戦のオランダ戦は、守りに徹して相手を精神的に追いつめた前半、先取された後にロスタイムに到るまで集中力が途切れなかった後半と、過去の日A代表にはなかなか見られなかった輝きを感じるゲームでした。特に後半の1点を追う展開の中で、非常にポジティブな連携プレーが波動のように持続したあの時間は、日も、日人も変われるんだというような不思議な希望を抱かせる時間であったと思います。 ゴルフも大変なもので、女子のLPGAでは私の地元ニュージャージーで行われた

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    malark 2010/07/11
  • 楽天「英語公用語」にツッコミ

    ネット通販大手の楽天が、2012年末までに英語を社内の公用語にする。それを象徴するかのように、三木谷浩史会長兼社長は6月30日、東京で日人記者相手に英語で会見した。なかなかうまい演出だった。 世界企業として成長するには全社員に英語が必要というわけだ。既に経営会議や全体の「朝会」は英語で行われているという。1企業の社内ルールにすぎないけれど、日人と英語をめぐる論争を刺激することは間違いない。 楽天英語公用語化は、ちょっと思いつくだけでもツッコミどころ満載だ。 例えば、外国人社員が入った会議で英語を使うのなら分かるが、日人だけの会議やメールで英語を強制することにどんな意味があるのか。英語力を特に必要としない分野で優秀な社員もいるはずだが、そうした社員を追い出したらデメリットのほうが大きいのではないか。英語を社内公用語にしなくても、英語を使える人材を揃えておけば、デメリットなしに同じ効果

  • 日本人には天下りがふさわしい

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 近頃の日では、政治家と官僚は90年代のオウム真理教並みに人気のようだ。政治家のスキャンダルと並んで官僚の権力乱用が連日報じられ、霞ヶ関ではもはや誰も安心していられない。 政治家たちが「絶望的な無能集団」なら、官僚は日を破滅させる卑劣な組織とみなされている。この時期、「将来は公務員になりたい」などと学生が言えば、「ポン引きになりたい」と言ったかのごとく、父親にひっぱたかれるかもしれない。「天下り」も国民への侮辱と見なされつつある。官僚はどこにも行きつかない橋を建設し、自分たちが監督すべき業界でお気楽な仕事を手にしている「ひどい奴ら」だ。 だが日人は気付いていない。鳩山由紀夫首相も退陣と相成り、5年間で4人も首相が変わるような政治不安の日では、官僚こそが「縁の下の力持ち」だということを。 私自身はお役所に出向くたびに、職員たちの熱心な仕事ぶりや優し

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    malark 2010/06/07
  • 「普天間で自爆」を選んだ鳩山の怪

    窮地 鳩山はどうして普天間問題を政権の最重要課題に位置付けてしまったのか (5月4日、普天間周辺住民との対話集会で) Toru Hanai-Reuters 予想どおり、鳩山政権は普天間問題の決着を先送りする方針を固めたようだ。政府はこれまで5月末を最終決定の期限に設定してきたが、優柔不断な態度で沖縄の人々とアメリカ政府の双方の感情を害した挙げ句、半年後の11月まで解決を先延ばしすることに決めたらしい。 しかし普天間問題は、既に鳩山政権に大きなダメージを及ぼしている。内閣の支持率は20%を下回り、7月の参院選で与党が過半数割れするのは確実に見える。 未来の歴史家が鳩山政権の歴史を書くとき、最も頭を悩ませるのは、なぜこの政権が普天間問題を最重要課題に位置付けたのかという点だろう。 鳩山政権が行ってきたことのなかには、事業仕分けや選挙運動の自由拡大などそれなりに評価すべきものもあるが、普天間問題

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    malark 2010/05/17
  • 坂本龍馬が目指した「抑止力」

    連休中長崎を旅行したら、空港は龍馬人気にあやかった「龍馬定」や「龍馬カステラ」といった関連商品であふれていた。 沖縄の米軍普天間基地の移設問題を含め、民主党政権の外交姿勢が問われているこの時期に、明治維新に活躍した坂龍馬が脚光をあびているのはちょっと面白い。 5月2日に放送されたNHKの大河ドラマ『龍馬伝』の第18回「海軍を作ろう」で龍馬は、幕府の海軍塾を開いた勝海舟にこんなことを言っている。「西洋に負けない強い海軍を作れば、日が攻められることはない。戦争をしなくても日を守ることができる」 要するに海軍が「抑止力」になるという見方だ。 当時、イギリスをはじめとする西洋諸国がアジアに進出していたことを考えれば、龍馬が抑止力として海軍の増強を目指したことはうなずける。その後日は、西洋に追いつけ追い越せと「富国強兵」の道を歩んだ。龍馬の海援隊を引き継いだ帝国海軍は、維新から数十年後の日

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    malark 2010/05/14
  • ボトックスの意外な効果

    ボトックス注射をした私の友人はみんな穏やかで幸せそうだ。それはこの神経毒を数回注入すれば額やみけんのしわが消えて見た目が実年齢より若くなり、疲れて気難しい人に見えなくなるから......と思っていた。 しかし、それは大きな思い違いだったようだ。ある興味深い研究によれば、ボトックスは人が怒りを感じたときのしかめっ面を作る筋肉を麻痺させることで、怒りの感情の回路そのものを遮断してしまうという。 心理学の世界には、顔の表情が感情をつくり出すという「顔面フィードバック仮説」がある。唇と頬を無理やり笑う形にすると、実際に幸せを感じ、眉をひそめると不快な気分になるというものだ。 この研究に基づいて、米ウィスコンシン大学マディソン校の大学院生デービッド・ハバスは、みけんを寄せるときに使う皺眉筋をボトックス注入によって麻痺させた人を調査することにした。ボトックス療法が、特定の感情を抱く能力に影響を与えるか

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    malark 2010/04/16
  • 核廃絶は世界の平和を破壊する

    抑止は物 印パは核兵器を保有してから1度も戦争をしていない(インドが08年5月に行った、核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイル「アグニ3」の発射実験) Reuters 9月24日、ニューヨークで国連安全保障理事会の特別会合が開かれる。安保理の議長を務めるバラク・オバマ米大統領が、核のない世界を実現するため提案した首脳級会議だ。 オバマは昨年の大統領選のときから核廃絶を唱え、今年4月にはチェコの首都プラハで米政府の正式な目標にすると宣言。イランや北朝鮮の核開発もやめさせようと努力してきた。 こうした取り組みは1つの前提に基づいている。核兵器はアメリカの安全保障にとって「最大の脅威」であるというものだ。 この主張は実にもっともらしい。広島や長崎の写真を見たことがある人なら、誰でも直感的に賛成するはずだ。広く支持される主張でもある。アメリカではアイゼンハワー以降、何人もの大統領が似たようなことを口

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    malark 2010/04/13
    "核兵器が世界を危険なものにしているとは限らない──今ではそう示唆する研究が増えている。むしろ核兵器は世界をより安全な場所にしている可能性がある"
  • グーグル撤退を貿易戦争に発展させるな

    一歩も譲らず グーグルの撤退発表を受けて中国は報復措置を検討している (写真は3月23日、封鎖された北京のグーグル中国支社) Jason Lee-Reuters インターネット検索の最大手グーグル中国土でのネット検索事業から撤退し、香港経由でサービスを提供すると発表してから数日。中国側もグーグル側も一歩も引く気がないことが、日増しに明確になってきた。実際、中国当局はグーグルの無頓着さに対する報復措置も検討しているようだ。 一方、グーグルは従来からの方針に沿った対応をしているようだ。香港への拠点変更を主導したデービッド・ドラモンド副社長は、アトランシック誌のジェームズ・ファロウズ記者のインタビューに応じ、グーグルに対する中国発のハッカー攻撃が撤退の決断に影響を与えたのかという疑問に明確に答えている。 中国からのハッカー攻撃では、中国内外にいる人権活動家のGメールアカウントに侵入しようとし

  • 過激思想に走りやすい?理数系学生を警戒

    各国の情報機関はテロリスト予備軍のプロファイリングに力を入れている。いま彼らが注目しているのは、理数系の学生たちだ。 アルカイダやヒズボラ、ハマスといったイスラム教過激派組織にリクルートされるのは、医学や工学といった理数系分野の出身者が多いという。オックスフォード大学の社会学者ディエゴ・ガンベッタとシュテッフェン・ヘルトクが高学歴のテロリスト178人を調査した結果、半数近くが理数系を専攻していたことが分かった。過激な思想の持ち主が科学に詳しい傾向は、イスラム教徒に限った話ではない。ヒトラーを崇拝するネオナチにも同様の傾向が見られる。 欧米やイスラエルの情報機関は中東全域の大学で化学や物理、生物などを教える学部の監視を強化していると、欧州戦略情報・安全保障研究所のクロード・モニケ所長は言う。ブッシュ前政権でテロ対策チームの顧問を務めたフアン・ザラテによれば、米政府も大学の工学部への留学希望者

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    malark 2010/03/04
    社会なんて低俗なことは考えない
  • ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    TPP構想は新内閣の試金石 固い決意 菅首相は施政方針演説でTPP締結への意欲を強調した(1月24日) Issei Kato-Reuters   第177通常国会が召集

    ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
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