二男から「おススメ」だと渡されたのだけど、ちょっと放置していた。 『また、同じ夢を見ていた』著:住野よる 正直に言うと、この作者の『君の膵臓をたべたい』は、あまり心に響かなかったのだ。 映画化されたし(主題歌はMr.Children♡)、話題の本だったし、読んではみたものの 「涙が止まらない!」なんて文庫本の帯に書いてあったから、あまのじゃくの私は泣けなかったのかもしれない。 「キラキラした高校生なら、感動もするのかもね」なんて、擦れたオバちゃんぶっていた。 机に積んでいたら「ねぇ、読んだ?K(友達)が、面白かったって言ってたんだよ!」と二男が言うので、手に取ってみた。 そして、夜遅くまでかけて、久々に一気読みしてしまった。 小学生の小柳奈ノ花(なのか)には、放課後一緒に過ごす女友達がいる。 アパートの表札どおりに呼んでいる「アバズレさん」、 素敵な木の家に住む「おばあちゃん」、 アバズレ