『オリエンタル・デスポティズム 専制官僚国家の形成と崩壊』 著者:カール・A・ウィットフォーゲル 訳者:湯浅赳男 版元:新評論 発行:1995年1月(通常版は1991年1月) 価格:8400円(税込) ISBN:978-4794802415 ひさびさに大部の書籍を紹介しよう。カール・A・ウィットフォーゲルの『オリエンタル・デスポティズム 専制官僚国家の形成と崩壊』だ。名前から分かるとおり,マルクス以前からの「東洋的専制」論を批判的に継承し,発展させたのがこの本である……とか書いていくと,なんでそんな本を読まねばならんのかと,いぶかしむ読者も多いだろう。だがこれが,ほぼすべての歴史ゲームに関連する,有益な示唆を含んでいるのである。 国家/社会の発展順というと,我々は近世/近代以降におけるヨーロッパの発展過程を典型と捉え,古代(奴隷制の大帝国)→中世(封建制)→近世(絶対王政)→近代(国民国家
4gamerに掲載しようと思ったけど別の記事が載っかるので、導入部分だけブログに掲載してみるなど。 -- ・有史以前 初めに、神はワゴン車を購入された。 かの地は混沌に包まれていた。神は、ゆらゆらと流れる大和川をたゆたいながら思索に耽っておられた。 神は言われた。 「基盤商売あれ」 神は一日を費やし、ワゴン車に一杯の基盤を積み上げて、喫茶店に、デパートの屋上に、百円コインを入れて稼動する巨神兵エーエムを作られた。 神はエーエムを見て、良しとされた。百円玉を積むヤンキーがあり、喫茶店で酒が振舞われた。夕べがあり、朝があった。 第一の日である。 神は言われた。 「模造品あれ」 宇宙より真っ白い敵の襲来する筐体を神は指差されると、瞬く間にカラーフィルムの上を似たような敵が通過し、ただカラフルに見えるという模造品を作られた。そのようになった。正規品よりデラ安いパチモンが巷に出回り、喫茶店という喫茶
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く