グーグルは1月中旬、中国政府から強いられている検閲について廃止の意向を示し、もし阻止されれば、中国市場からの撤退もあり得ると述べていた。両者はこれまで話し合いを続けてきたが、ここに来て中国当局に譲歩の意志がないことが明らかになった。 グーグルも一歩も引かない姿勢を見せており、欧米のメディアが、グーグルの同国からの撤退は間近だと報じている。 4年前に中国で検索サービス「Google.cn」を開始して以来、グーグルは政府の要求に応じて検索結果にフィルターをかけてきた。猥褻なコンテンツのほか、人権問題や政治的な話題など中国政府が懸念を抱くものを遮断してきた。 こうした検閲を行ってきたにもかかわらず、同社のサービスの人気は高まっており、とりわけ高学歴で富裕層のユーザーに支持されているという。 現在、中国で人気のあるポータルサイト「sina.com.cn」などがグーグルのサービスを導入している。こう