書いて書いても消される「チベット」ネタを政府系サイトで読む 2010年4月12日に中国で発生した青海省の大地震に関するニュースは多くの海外メディアでも取り上げられたが、その情報ソースとして、多くの中国人が海外メディアに取材された。広東省広州で貿易業を営む中国人「揚恒均」氏もその中の1人だ。 青海省にはチベット族自治州が存在し、今回の大地震でチベット族も大きな被害を受けている。それに関連したいろいろな問題が日本でも紹介されたが、複雑な事情が絡んでいるため、海外の取材陣にはなかなか理解が難しいらしい。米国メディアから2回、豪メディアから1回取材された楊氏は、海外の報道陣に知られていないチベット族自治州の問題を自分のブログで解説した。 しかし、中国政府当局にとってデリケートなチベット問題に触れていたためか、この記事は即座に削除されたという。楊氏は削除されても記事をアップしなおしているが、それでも