訪日外国人客の急増により観光需要が膨らむ関西で、国内外の投資家がホテルや商業施設を盛んに物色している。低金利や円安を背景に、外国人投資家らが不動産に対する割安感を強めているようだ。不動産の賃料収入や売却益を投資家に分配する不動産投資信託(REIT=リート)にもマネーが流れ込み、取得競争の激化など市場はやや過熱気味だ。 大阪・道頓堀のシンボルとして知られる「くいだおれ太郎」の人形が入り口に立つ「中座くいだおれビル」(大阪市中央区)。地上7階地下2階で飲食店や土産物店が入居する建物を、香港の投資ファンド「ダイナスティ・ホールディング・インターナショナル」が2月、約100億円で買収した。担当者は「くいだおれ太郎による集客力と、当社が持つネットワークを活用して訪日客の消費を呼び込む」とし、旅行会社などと組んでテナント収入の増加を図るという。 投資家から資金を集めて不動産に投資するREITの市場も活
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く