重慶江北空港を出発し、チベット自治区のラサ・クンガ空港に向け飛行中だった四川航空の旅客機が14日午前、操縦室のフロントガラスが爆裂して吹き飛ぶトラブルを起こし、四川省の成都双流空港に緊急着陸した。地元メディアの四川商報は同日、緊急着陸を成功させた機長に取材。極限状況下での操作の連続だったことが分かった。 事故を起こしたのはエアバス319の3U8633便で、午前6時25分に重慶江北空港を出発し、約3時間のフライトでラサ・クンガ空港に到着する予定だった。高度1万メートル前後を巡航飛行中に右側操縦席前のフロントガラスが吹き飛んだ。 操縦室内の気圧は地表の約4分の1に低下。室温も氷点下に低下した。さらに自動装置が使用不能になるなど極限下での緊急着陸を強いられることになった。以下は成都商報が紹介した劉伝健(リウ・チュワンジエン)機長とのQ&Aの概要だ。 記者:航空関係者に聞きましたが、非常に難しい着
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