2020年、コロナ禍で最も大きな影響を受けた業種と言われる航空業界。新型コロナの影響で旅客数が減り、倒産した航空会社も少なくはない。こうした背景があり、世界での旅客輸送量の勢力図をコロナは大きく塗り替えた。近年は「アメリカ>欧州>中国」の順でシェアを占めており、ここに中東のエミレーツ航空が順位を上げて割って入る形になっていた。しかし、この構図が「アメリカ>中国>欧州」へと変わろうとしているのだ。 エアラインの輸送量の指針である有償旅客キロ(RPK)で単独で世界一となったのは中国南方航空だ。輸送数の上位5社を見てみると、中国南方航空を筆頭に、2位アメリカン航空(アメリカ)、3位デルタ航空(アメリカ)、4位ユナイテッド航空(アメリカ)、5位中国国際航空(中国)となっており、欧州の航空会社はエールフランス-KLMが7位で最大となっている。 中国の航空会社が……というだけでなく、アジア圏のエアライ
![中国系航空会社、輸送量で世界トップに。「安かろう悪かろう」の印象は今 | 日刊SPA!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4f70b0844fea34d77a0e7ee3b781989f10b9a01b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnikkan-spa.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F03%2FA380-CSN-take-off-HG.jpg)