中華料理の定番として多くの人に親しまれるチャーハン。〝早い・安い・旨い〟という家庭のお昼ご飯的イメージを抱く人は多いと思うが、こだわりを持った店長が腕を振るう町中華は数多い。また最近では、パラパラ食感やシンプルな盛り付けといった従来のアプローチとは異なる〝進化系町チャーハン〟も増えている。 東京・台東区にある中華料理店「翠雲 上野店」は今年1月に〝燃えるチャーハン〟の提供を始めた。メラメラと燃え上がる炎とともに提供される様子がSNSで拡散され、話題沸騰となった。なぜこのようなチャーハンが生まれたのか。 「100℃近くに温めた石皿にチャーハンを盛り付けて、その周りに香りづけのラム酒を垂らすことで炎を演出しています。この燃えるチャーハンは、私の出身地である中国・漠河市が発祥といわれていて、日本でも提供できたらと思い商品化しました」 そう語るのは店長の堕婷婷さん。 「今では来店されるお客様の9割