香港政府は赤色のミニバスから緑色のミニバスへの転換を促す計画を決定し、変更手続きを10月31日まで受け付けると発表した。 緑色への転換が促進されていく、香港の赤色のミニバス 香港では公共小巴(Public light buses)と呼ばれるミニバスは天井部分が赤色のミニバスと緑色のミニバスに分類されている。ミニバスは1950~1960年代、9人乗りのバスとして運行が始まったが、当時は法的な整備があまり進んでいなかったため、「白タク」ならぬ「白ミニバス」としてサービスが提供されていた。1967年に発生した「六七暴動」は、トラムや通常のバスへの放火のほか、運転手などへの危害もあり公共交通機関として最低限のサービスの提供すら難しい状況になった。そこで当時の香港政庁は一種の違法ながら、「白ミニバス」を活用することで公共交通の維持を図る現実路線を取った。 1970年代に入り合法化する政策に踏み切った