先日、香港を襲った記録的な豪雨。「100年に一度」とも呼ばれた豪雨による被害はなぜ起きたのか、その原因が浮かび上がってきました。 ■香港の被害 なぜここまで拡大? 階段を降りる男性の背後から水が迫って来ます。振り返ると、滝の状態に。別の場所でもじわじわと地下に浸水していきますが、その後、濁流と化して押し寄せて来たのです。地下鉄構内は腰の高さまで水位が上昇。走行する車両から撮影した映像。ホームは一面、茶色い水で覆われています。 「100年に一度の豪雨」。先週、香港を襲った記録的な豪雨。デパートや地下街が水没するなど各地に多くの被害を及ぼしました。香港は5月から10月までは雨季にあたり、大雨も珍しいことではありません。にもかかわらず今回、各地で洪水が発生。被害が拡大した原因は。 ■“降り始めてから”警報発出か? 香港を襲った観測史上、最大の雨。雨が降り出したのは、7日の夜。当初、傘を差して通り