ライディングフォームの最重要ポイントのひとつが、「骨盤を立ててサドルに座る」こと。これができないと全身の筋肉を使って効率よく走れないどころか、さまざまな痛みを引き起こしてしまいます。自己流の間違ったフォームが定着してしまうと、矯正するのは一苦労。なるべく早い段階で骨盤を立てるコツをつかみ、スマートなフォームを手に入れましょう。 骨盤を立てればラクに乗れる! ロードバイクに乗り始めたものの「お尻が痛い」「肩が凝る」「腰が痛い」といった理由で挫折しそうになった経験はないでしょうか。ビギナーのほとんどが経験するこの痛みの原因の多くは、骨盤を寝かせた状態でサドルに座っているから。イラストのようなフォームだと重心が前になって腕やお尻、股(特に尿道付近)などを圧迫し、これが痛みの原因となってしまうのです。