スイスのある施設のベッドに横たわったその男性は、40年にわたる生涯を自ら閉じ、旅立とうとしていた。枕元のスマートフォンからは、自身が最期に選んだ曲「ラ・リベルテ(自由を)」が流れている。医師は点滴に致死薬を投入し、その準備を終えた。
2023年7月、札幌ススキノのホテルで当時62歳の男性が首を切断され頭部を持ち去られた猟奇的な殺人事件。 逮捕・起訴された親子3人のうち、母親の田村浩子被告(61)の初公判が6月4日午後3時から札幌地裁で開かれ、浩子被告は起訴内容を否認しました。 起訴状などによりますと、浩子被告は2023年7月、娘の瑠奈被告(30)が持ち去った男性の頭部を自宅に隠すのを容認した「死体遺棄ほう助罪と」、頭部を損壊する様子を夫の修被告(60)にビデオで撮影させた「死体損壊ほう助罪」に問われています。 浩子被告はこれまでの取り調べで関与を否定していました。札幌地裁で午後3時から開かれた初公判で、浩子被告は起訴内容を否認。無罪を主張しました。 浩子被告は公判で「違うと思う点を正確にお伝えしたいのでメモを読み上げながら説明してもいいでしょうか。私が頭部の存在に気づいたのは家に持ち込まれた後でした。遺体を遺棄すること
「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性の恋愛感情につけ込んで金銭をだまし取った罪などで懲役9年、罰金800万円の判決を受けた渡辺真衣被告(25)の支援者が26日、被害者男性とのDMのやりとりをX(旧ツイッター)で公開したことに波紋が広がっている。 ◆「頂き女子りりちゃん」渡辺真衣被告、YouTubeで話す【写真】 DMを公開したのは、渡辺被告を支援し、獄中日記「りりちゃんはごくちゅうです」のXアカウントを管理するフォトグラファー立花奈央子さん。26日、自身のXで「立件された事件の被害者本人であると照合し、本人の掲載許可を受けています」とし、被害者男性とのDMのスクリーンショット16枚を掲載した。 この事件では、SNS上でも被害者の落ち度を非難する声が噴出。公開されたDMに対しても「自己責任って言葉わかるかな?」「何このオスは、たった1時間弱のセックスでみたいなことを言いたいの??」「ジジイき
山崎製パン千葉工場(千葉市美浜区)で、アルバイトの女性(61)が菓子類の製造中にベルトコンベヤーなどに巻き込まれ死亡したとの事故を受けて、インターネット上でさまざまな声が相次いでいます。同工場で勤務経験があるとみられる人からは「いつか起こると思っていた」「ベルトコンベヤーのスピードが速くて追いつかない」と嘆く声も。一方で亡くなったのが61歳のアルバイト女性であることから、「議員ばかり裏金で潤っているのに、60代を超えても働かなければならないとは…」などと定年を迎えても働かざるを得ない社会に対する疑問の声も上がりました。(デジタル編集部) 「すごいスピードだった」 「女性がコンベヤーに胸部を挟まれて、意識がない」。24日午前10時20分ごろ、同工場の工場関係者が119番通報。千葉西署によると、菓子類の製造中に千葉市若葉区のアルバイト女性(61)がベルトコンベヤーなどに巻き込まれ、搬送先の病院
昨年大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」で恒例の「けん玉チャレンジ」が行われた。「けん玉チャレンジ」は2017年からスタートし、20年からは3年連続で成功中だった。昨年も、いったんは128人全員が成功したかに見えたが、約50分後、NHKは番組内で「映像を確認したところ残念ながら失敗していました」と説明。世界ギネス記録も取り消しになった。失敗したのは「16番」だった男性。年が明けた今、彼は何を思うのか。AERA dot.の取材に初めて胸中を語った。 【写真】「なんとかしろ!」と怒号が飛んだと語る紅白女性司会者はこちら * * * 都内の喫茶店に現れた「16番」は、ネクタイにスーツ姿のごく普通のサラリーマンだった。名前は「しゅんさん」。年齢は25歳だという。 しゅんさんは紅白の「けん玉チャレンジ」に出場することになった経緯をこう話始めた。 「NHKからオファーがあったのは昨年12月に入っ
49歳で会社を立ち上げ、精力的な活動を続ける小泉今日子さん(57)。独立という決断の背景には何があったのか。同じく49歳でNHKを辞めるという重要な決断をした有働由美子さん(54)が、小泉さんの本音に迫ります。 【画像】メールの返信も社長自らやっているという小泉今日子さん ◆◆◆ 有働 先日、大阪のZepp Nambaで行われたライブを見に行かせていただいたんですよ。 小泉 え! そうだったんですか。ありがとうございます。 有働 クラブ系のミュージシャンの方々とコラボした、90年代の楽曲が中心のツアーでした。 小泉 最近、若者に90年代のファッションや音楽が再注目されているのですが、あの頃といまの世の中のムードが似ていると思ったんです。当時私は20~30代でしたが、湾岸戦争が起こり、バブルも終わって、みんなが「これからどうなるんだ」と不安を抱えていました。でも、「あれも乗り越えたし、今回も
レジ横に専用ケースを置いて販売するコンビニエンスストアのドーナツ売り場=2015年4月14日、東京都千代田区のセブン‐イレブン店舗 Photo:JIJI 今から8~9年ほど前。コンビニ大手はこぞってレジ横にドーナツ売り場を設け、オリジナルのドーナツを売り出した。人気チェーン「ミスタードーナツ」からシェアを奪う可能性も指摘され、経済誌には「ドーナツ戦争」の文字が躍った。だが、今ではコンビニの店内から什器(じゅうき)は消え去り、「戦争」の勝敗は鮮明になっている。そもそも、なぜコンビニ各社はドーナツに参入したのか。そして、なぜ期待外れに終わったのか。要因を解き明かしていく。(流通ジャーナリスト 森山真二) 【この記事の画像を見る】 ● コンビニのレジ横から いつのまにか消えたドーナツ コンビニエンスストアのドーナツはどこに消えたのか? 2015~16年頃、コンビニ大手各社は競ってドーナツの什器を
シネシティ広場近くにいた未成年とみられる女性2人は、捜査員らに促され交番へ向かった=2023年12月16日午後11時33分、東京都新宿区歌舞伎町、御船紗子撮影 東京都新宿区歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一帯で、警視庁は12月の週末に一斉補導を3回実施し、小学生を含む12~19歳の男女のべ29人を都青少年健全育成条例に基づき補導した。過剰摂取(OD)目的で市販薬を所持していたとみられるケースも確認された。 【写真】「いつ死んでもよかった」 大人を憎み、薬を使った10代の私 学校が冬休みを迎えるのを前に、警視庁は少年少女が犯罪に巻き込まれる危険があるとして注意を呼びかけている。 少年育成課によると、一斉補導は12月2日~17日の週末の深夜から未明にかけて計3回実施。29人のうち20人が都外在住で、関東地方や石川、京都、岡山、広島の各府県から来ていた。大半は保護者の元に戻されたが、5人は保護が必
ここ数年、「HSP/HSC」という言葉をSNSなどでよく見かけるようになった。「Highly Sensitive Person/Child」の頭文字を取ったもので、周囲の環境から影響を受けやすく、感受性が高い人/子どものことを指す。日本では「繊細さん」とも呼ばれ、芸能人でも自認する人がいるなど広がりを見せている。長野県内でも、気質と向き合いながら生活している人は少なくない。 【写真】HSPやHSCなどを紹介する書籍 ただ、県内外の医師からは、概念としては特性を理解するために有用である一方、正しい知識を基に行動しなければ医療や支援につながる機会を逃す可能性も指摘されている。非科学的な言説も散見される状況だ。 HSPが広まった背景や現状、注意が必要な点について、専門家に聞いた。 生きづらさ感じる人の受け皿に 「HSPあるある」「HSPの特徴」「1分でできるHSP診断」―。 SNSで「HSP」と
「育児って、答えがない。何が正しいということがないですよね。よその育児を真似しても、うちが同じになることはない。100の家族に100通り、子どもの気質や持って生まれた資質があって、全部違う。本当に答えがなくて難しいって思います」 【画像】素顔の梅宮アンナさん そう語るのは梅宮アンナさん。ひとり娘の不登校体験を明かした記事は大反響を呼びました。 そんなアンナ流の「育児」について「将来」「親離れ、子離れ」「反抗期」の3つのテーマを聞きました。今回は「親離れ、子離れ」。 あれだけ大好きだったアメリカが、けんかとゴミとドラッグまみれになっていた5月初旬から50日間アメリカに滞在しました。サンフランシスコに行って、驚きました。言い方は悪いですけど、町中がゴミとジャンキーだらけなの。あの美しかったサンフランシスコが、どんよりとした町になっていて。 駐車場に止めてある車の窓が軒並み開け放してあるんですよ
今月解散を発表した「ヴァンゆん」の元メンバーで、第1子の妊娠を発表した人気ユーチューバー・ゆん(28)が、14日までにYouTubeチャンネルを更新。配達員とのエピソードを明かし、反響を呼んでいる。 【写真】ゆんの夫は超人気ユーチューバー 「最近ちょっと、怒ったというか、悲しかった話がある」と語り始めたゆん。先日、大きな家具を購入したといい、ある日「自分の身長と同じくらいのダンボールが3つ」届いたという。 大きすぎるため、「ごめんなさい、私の事情なんですけど、今身ごもっていて、一人でここまで運べないから、せめて玄関の中までは運んでくれないかなって思った」といい、玄関先はマンションの共有部分で放置することができないため「一人で運べないから、手伝ってもらえませんか」と、配達員の男性2人に頼み込んだ。 すると、「1人の方は親身になってくれたんだけど、もう1人のリーダー格の人が“それはお客様の事情
9月12日の巨人戦に勝ち、優勝マジックを3に減らした阪神。13日朝刊のスポーツ各紙(大阪本社版)には、「最速アレ」「あすにもアレ」という言葉が並んだ 18年ぶりのセ・リーグ制覇へ、プロ野球・阪神タイガースの勢いが止まらない。8月中旬に優勝マジックが点灯して以降、虎党の盛り上がりも高まるばかり。13日にはついにマジック1となった。関西のメディアやSNSでは「アレ間近」「今年こそアレして」といった言葉が飛び交う。あれ? ちょっと待って。優勝と言わずに「アレ」を使うのはなぜ? 【写真】道頓堀に沈んだカーネル像、今どこに 記者が突き止めた居場所 9月12日の巨人戦に勝ち、マジックを3に減らした阪神。翌日のスポーツ各紙朝刊(大阪本社版)には、「最速アレ見えた」「あすにもアレ」といった見出しが並んだ。そもそもは、昨秋就任の岡田彰布監督(65)が使い始めた言葉だ。選手たちが優勝を意識しすぎないように言い
子どもと接する職場で働く人に性犯罪歴がないことを確認する新たな仕組み「日本版DBS」について、こども家庭庁が、学習塾やスポーツクラブなど民間事業者の利用を可能とする方向で検討していることがわかった。利用する事業者には、国から「適合マーク」が与えられる。今秋の臨時国会にも関連法案を提出する方針だ。 【グラフ】処分受けた教員たちがわいせつ行為をした相手、一番多いのは
ジャニーズの性加害問題は、収束の気配を見せない。 5月26日、告発した元ジャニーズJr.のひとりで、被害者の橋田康氏が日本外国特派員協会で記者会見をおこなった。「文春オンライン」の報道によると、橋田氏は報道陣に向かって「ジャニーズ事務所には実際にあったことを事実と認め、被害者たちへの謝罪と対応を求めたいです」と語ったという。 【写真あり】美容外科医も驚嘆!ジャニーズ「顔面黄金比」ランキング 14日に藤島ジュリー景子社長が「深くおわび申し上げる」と、被害を訴える人に対し謝罪する動画を公開した後も、かつて“事務所の長男”といわれた近藤真彦が古巣に苦言を呈するコメントを出し、所属タレントの最年長・東山紀之が番組でこの件に言及し、謝罪する場面が見られた。 25日におこなわれたテレビ東京の定例会見にて、石川一郎社長は「タレントに罪や問題はない」と語り、番組への起用に変更なしとの姿勢を見せたが、それで
「(日本の得点が)決まらなくて良かった」 サッカーW杯カタール大会、インターネットテレビ局『ABEMA』で解説を務める本田圭佑が話題を呼んでいる。日本が決勝トーナメント進出を決めた12月2日(現地は1日)のスペイン戦では他の解説者なら四面楚歌に追い込まれそうな発言もあったが、なぜ本田は炎上せずに絶賛されているのか――。同試合の『本田語録』を取り上げながら、その理由を複合的に解き明かす。 【最新写真】「この風格で大学生?」三笘薫“スーツ着こなし完璧”の筑波大時代&バキバキの肉体美、ヤンチャそうな堂安17歳&カワイイ田中碧など日本代表の若き日も合わせて一気に見る ◆◆◆ 個人名を挙げて注意も…必ずフォロー<名言1> 「スライディングいらんねんな、今の」(前半25~26分) 昨今のサッカー中継で、個人名を挙げて厳しい指摘をする解説者はほとんど見受けられない。その一因として、正当な理由から批判をし
◆カタールW杯 ▽1次リーグA組 カタール0―2エクアドル(20日・アルベイトスタジアム) 開催国で初出場のカタールは、2大会ぶり4度目出場のエクアドルに0―2で敗れた。W杯開催国が初戦で敗れるのは、22大会目で史上初となった。 開始2分38秒、エクアドルのFWバレンシアにヘディングでゴールネットを揺らされたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でオフサイドと判定され、ゴールは取り消しとなった。 このオフサイドは得点シーンだけを見ると全くオフサイドはなし。オフサイドだったのは、その前のロングパスを受けた選手の足が、わずかにオフサイドラインから出ていたから、という理由だった。 VARの際に用いられたのは、今大会から導入された「オフサイド半自動判定」だった。スタジアムの屋根の下に設置された12台の専用トラッキングカメラを使い、ボールと個々の選手の最大29のデータポイントを1秒間に50回
現在、日本において結婚をしていない男性は400万人以上。国内にとどまらず、未婚男性は世界中で増加傾向にある。そんななか、「未婚率の統計を、社会的に深刻な状況として角度をつけるのはいかがなものか」と指摘するのは、エッセイストとしても活躍する高学歴未婚芸人、ふかわりょう。ふかわは、人間はそもそも一人であること、それを意識の軸として生きることの大切さを説く。これはふかわの事実上の無婚宣言なのか。はたまた、強がりか。彼の言葉に垣間見る、こじらせ系独身男性の本音とは。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部) ふかわりょう、48歳。 日本で一番未婚が多いとされる層(40~60代)のど真ん中だ。 最近は、結婚について周りから聞かれることもめっきりなくなった。 恋愛は、人並みにしてきた。 結婚と恋愛を切り離しているわけでもない。恋愛の先に結婚がある、そう考える実
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