わざわざ、生きてる プロローグ 人生は努力でなんとかなると思っていた私が、34歳でがん宣告されて思ったこと 初めましての方も、お久しぶりですの方も、改めましてこんにちは。海野優子です。と、自己紹介しても「誰や?」って感じですよね。かつてプロデューサーとしてウートピに在籍し(社畜の海野Pと呼ばれていました)、六本木にあるIT企業に転職した海野です。 ウートピでは度々連載にも登場(「産むことにメリットって、本当にあるんですか?」「日本一ちっちゃな働きかた改革」)させてもらいましたが、転職直後に妊娠が発覚し、出産と同時に原発不明がんも見つかって死にかけるという、なんとも濃ゆい2年を過ごしておりました。そのことをつづったのが、「34歳OL、がん宣告から復活までの1年間。」です。 振り返ってみれば壮絶な2年間を過ごしたのだけれど、結局戻ってきたのはここ東京のど真ん中、六本木。いつもと変わらない職場で
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