時系列データベースであるInfluxDBのユニークな機能のひとつに、継続的にデータを処理して保存するために使用するクエリーの一種であるContinuous Queryがある。これについて説明する3部作の第1弾は、Continuous Queryの概要と簡単な例を紹介する。 合計や集約、あるいは計算したデータを返すクエリは、アプリケーション開発では頻繁に使われます。例えば、メトリクスをレポートするオンラインダッシュボードアプリケーションを開発しているなら、データを要約したものを表示する必要があるでしょう。大量のデータを処理する必要があったり、繰り返し実行するためスケールしないため、こういった要約クエリは一般的には計算コストが高くなります。そんな時、必要になったらすぐに取り出せるように要約済みのクエリの実行結果を事前に計算して保存しておければ、データベースに負荷をかけずにダッシュボードアプリケ