われこそはキリストの再来と語る男性たちと、それを信じる人々。人はなぜ救いを求めるのか。 写真・話=ヨナス・ベンディクセン 「しかり、わたしはすぐに来る」 イエス・キリストの再臨を預言したこの新約聖書の一節に、ずっと心引かれてきた。「すぐ」とはいつで、「わたし」とは誰なのか? 信仰や、生きる意味、救済を追い求める人間の姿を撮りたいと考え、この3年間、キリストの再来を自称する7人の男性を追ってきた(この特集では4人を紹介する)。 ノルウェーで宗教と関わることなく育った私にとって、宗教とはどことなく不可解なものだ。だが、聖書を読むのは昔から好きだった。そしてふと気づくと、この謎めいた一節について考えている。もしキリストが再臨したら、この世界は彼の目にどう映るのか。私たちは彼のことをどう思うだろう。 救世主探しはグーグル検索に頼った。キリストを名乗る人はたくさんいそうなものだが、調べてみると、預言