廃炉作業が行われている東京電力福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋で、地下階の一角の水位が9日から上昇していることがわかりました。東京電力は、原因を調査するとしています。 東京電力によりますと、福島第一原発3号機の原子炉建屋で、地下1階の一角にある「三角コーナー」と呼ばれるスペースの水位が、9日午前から上昇していることがわかりました。 10日午前9時までの間に、およそ18センチ水位が上昇したということです。 東京電力は11日、ポンプでこの場所の水をくみ上げて建屋内の別のスペースに移し、水位を調整するとしています。 また原因について2月13日に起きた地震との関係も含めて調査を進めることにしています。 福島第一原発3号機では、2月の地震のあと、一時、原子炉を覆う格納容器の水位が低下しましたが、その後安定し、10日午後3時の時点でも大きな変動はないということです。 また、構内のモニタリングポス